北野武は暴力映画の天才ではないんだ論
北野武は暴力映画の天才なのか。いやそうではないんじゃないか。少なくとも北野映画の本質は暴力ではないんじゃないだろうか。勢いで書いた7000字です。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
北野武は暴力映画の天才なのか。いやそうではないんじゃないか。少なくとも北野映画の本質は暴力ではないんじゃないだろうか。勢いで書いた7000字です。
波乱の2024年開幕、だがまずは去年一年の振り返りだ。2023年、俺が超個人的にこれがベストだなと思った映画10本+1本を誰の役に立つかまったくわからないが、どうぞ!!!
本当はクリスマスホラー映画の感想100本をまとめたZINEを出したかったんですが年内に出せなかったので、ひとまず10本のレビューを放出だ!
今年も行ったぞ池袋・新文芸坐のゴア(血みどろ)映画オールナイト、ゴアフェス!ということでその感想です。
田舎ホラーないしサスペンスとして面白い映画であることは確かだが、もしもこの映画を今の世界の分断を描いた優れた映画だと感じる映画批評家などがいるのなら、その人は少しだけでも田舎者の立場を想像してからもう一度この映画のことを考えてみた方がいいんじゃないだろうか。
このアグレッシブなノリならモキュメンタリーにしないで普通に撮った方が面白かったのではと頭をかすめもするのだが、とはいえ楽しい映画でございました。
なんとなくのイメージで白石晃士がナビゲーターを務める恐怖映像オムニバスだと思って観に行ったのだが白石晃士による「男の加害」論だった。オバケほぼ出ません。
この圧倒的不毛。そうだそうだ、これこそがコリアン・ノワールだ!
さいきんはすっかり細くなったとはいえ怪奇/ホラーの世界に脈々と受け継がれる海の恐怖を久々に大画面で見せてくれたという点で、『デメテル号最期の航海』、単に面白いだけじゃなくてけっこう嬉しい感じの映画なのです。
都会の生活ならともかく大正田舎庶民の貧乏生活がじめっとした空気の中で淡々と描かれる映画なのでそこが大事なんだよそこがという声はわかるが画面から凶悪な睡魔が襲ってきた。かなり寝たがイイ映画だと思います。