恐怖!かたつむり人間!映画『かたつむりのメモワール』感想文
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
桐島聡の伝記映画は既に『逃走』というのがあるが、これは上映館が少なく興味があっても観られなかった人も多いかもしれないので、桐島に興味があれば『桐島です』は観た方がよい映画です。
つまんないヤツが外見だけカッコつけても魅力的になることがないのは人間も映画も同じです。みなさんそんな人間にならないようにしましょうという気分にさせてくれる映画です。
なんだかNetflixドラマの総集編みたいな映画だが、見所盛り沢山の娯楽大作ではあったと思います。
アメコミ定食感がすごいが、その定食感から強く正しく世界一の超大国としてのアメリカを求めるアメリカ大衆の願望が透けて見えるようで、なんだかおもしろかった。
人が一人死んでみんなひたすら泣き通しのお通夜みたいな映画。俺向きの映画ではなかったです。
最初の方は面白いけどなんか結局いろいろと雑で底の浅い映画だった。
派手!うるさい!ストーリーがほとんどない!と三拍子揃った酷暑により脳が機能しない夏にはなかなかピッタリな映画かもしれません。
面白かった部分よりも期待外れだった部分の方が大きかったが、サクッと観られる中短編ホラーを劇場でという試みは大いに歓迎なので、若手監督の習作ホラーなんかどんどん劇場でやってくれればいいと思います。
松本麗華が徐々に父親から距離を取って自分の人生を生きようとしていく過程というか構成は多少興味を惹くが、オウム関連ものとして観るといささかつまらない思いをすることになるのではないだろうか。