NOオバケなのにちゃんと怖いから立派映画『祝山』感想文
お話はストレートな怪談話、そしてオバケはゼロというストロングスタイルでしっかり怖いホラー映画を作り上げているので、地味にかなり偉い映画だと思う。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
お話はストレートな怪談話、そしてオバケはゼロというストロングスタイルでしっかり怖いホラー映画を作り上げているので、地味にかなり偉い映画だと思う。
ホラー分野で活躍する若手の才人と才人がタッグを組んだら怖さや面白さが倍になるどころかどっちのフィルモグラフィーでもたぶん一番下かその近辺という怖くも面白くない映画になってしまった。なぜなのか。
せっかく半魚人が出てくる映画なのにちょっとシナリオが真面目すぎたかもしれない。もし俺が寝てる間にディーン・フジオカが島の地下に隠された日本軍の半魚人工場を爆破したりしてたらすいません。
フェイクドキュメンタリー・ホラーとしてのレベルはかなり高く幽霊も怪物も出ないのにしっかり怖いからイイのだが、フィルムエストさんの作品ならやはり陰鬱な気分じゃなくてアハハと笑って劇場を後にしたかった……とか思ってしまう。
パワフルな悪趣味演出の数々がブラックユーモアを漂わせていて面白かったんですが、びっくりするほど『エクソシスト』でミイラ映画要素ほぼ完全になし! いいのか?
評判が悪い理由はとてもよくわかるのだが、いやぁ、良かったですねぇ。しみじみしちゃう。
正義の超人的殺しのプロが悪の邪教徒を無数の返り血を浴びながら殺しまくる血飛沫アクション最新作!あんま面白くなかったです!
この映画が作られた目的のすべてであるはずのゴア&特殊造型が、暗すぎて見えない……!評価不能だ!
面白かったけど繊細でニューロティックな幽霊ホラーかと思ったらこれはオージー・ジャッロとでも言うべきジャンルで、厳密にはホラーとはちょっと違う映画であった。
こういう映画は観ると世界が広くなるから良いな。インドネシアの『学校の怪談』みたいな映画でした。