宗教地獄脱出映画『その手に触れるまで』感想文
最近のダルデンヌ兄弟はいかにもなヨーロッパ的映画監督の衣を纏ったフランク・キャプラの後継者だと思っているので、重いテーマに反するその安直さにアメリカ映画的な楽観主義が感じられて非常によかった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
最近のダルデンヌ兄弟はいかにもなヨーロッパ的映画監督の衣を纏ったフランク・キャプラの後継者だと思っているので、重いテーマに反するその安直さにアメリカ映画的な楽観主義が感じられて非常によかった。
超おもしろい。顔撮ってるだけなのにサスペンスありコメディありエロスありヒューマンドラマありの一瞬たりとも目の離せない空前絶後の顔エンタメだ。
まさか今回はオタクの生き様テーマだなんて。でも1作目のランボーもオタクっぽかったからウン十年の時を経てついにランボーが己の居場所を見出したという話なのかもしれない。
色々と伝統宗教の余裕を感じるクリスチャン映画。主題歌歌ってるクリスチャン・シンガーなんか『ブレードランナー2049』のサントラにも一曲入ってる人なので金のかけ方が違う。
際どい系の映画と思わせて安心安全、お子様とご一緒にとはさすがに言いにくいが下ネタは大量にあってもエロのない、なんと言いますが大丈夫な映画でした。あと主役の3人組はずっとカワイイとってもカワイイ。
アメリカの民主主義的理念と行動主義の基盤にキリスト教信仰あり、と再確認させられるクリスチャン向け教育伝記映画。差別はやめよう! 神さまが怒るぞ!
言いたいことはなんとなくわかるがゾンビ映画として面白くない。せっかくあれを出したんだからあれであれしちぇば良かったのにな。もったいない!
1エピソード概ね30分の短尺、内容的にもシンプルかつめちゃくちゃ直球なので頭を使わなくてたいへん気楽、スナック感覚で消費できる良SFドラマ。
哀しいような楽しいような、優しいような厳しいような、なんとも言えない味わい深いドキュメンタリー映画。
人としては気に食わないが撮る映画はどれも面白い想田和弘の切な幸せドキュメンタリー。