クリスマス与太話映画『クリスマス・ウォーズ』感想文

メル・ギブソンがサンタ役のブラックユーモア映画とかいう浅い事前情報から脳内に形成される像は当然ながら『バッドサンタ』なのだがこっちのサンタは本物でした!

生きるの大変映画『護られなかった者たちへ』感想文

社会のカビの発生過程をスクリーンのビーカーに入れて見せてくれる教育的科学実験として、これはたいへんよい映画だなと思った。

映画感想文『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』

いかにも音楽映画っぽいタイトルだが音楽映画というよりも音楽批判のプロテスタント的宗教映画っぽさがある。映画館で観ても配信で観てもよい映画です。

腐敗数珠つなぎ映画『コレクティブ 国家の嘘』感想文

ライブハウスの火災と国家の嘘がどう結びつくというのか…と観る前は思ってましたがなんか陰謀論的な怪しいやつとかじゃなくてかなり正統派の国家の嘘でした。国家の嘘こえー。

全部悪魔が悪い映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』感想文

殺人も精神病も問題ありげな家庭環境も全部悪魔のせいにする狂信夫婦が悪魔使いとサイキックバトル! いや悪魔よりもお前らが怖いわ! 制作陣も含めて!

コンビニエンスホラー映画『整形水』感想文

エログロ&コンプレックス刺激系のWEB漫画みたいなっていうかWEB漫画が原作のC級文化映画としては面白かったので、変に箔を付けようとして社会派っぽく売らないで欲しいよなーとか思った。そういう目で観ちゃってなんかガッカリしたよ!

形骸ノワール映画『殺人鬼から逃げる夜』感想文

韓国ノワールの傑作『チェイサー』の影響を受けまくった一本だがかなりのバッドエンドに分類されるであろう『チェイサー』よりも爽やかなハッピーエンドの『殺人鬼から逃げる夜』の方が不快度が高いってどういうことなんだよ!