新橋文化で観たかった映画『ヴァチカンのエクソシスト』感想文
サメ映画みたいなもんでB級オカルト映画としてとくに期待せずに観ればわりあい楽しめるとおもいます。新橋文化で出会いたい映画だったねこれは。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
サメ映画みたいなもんでB級オカルト映画としてとくに期待せずに観ればわりあい楽しめるとおもいます。新橋文化で出会いたい映画だったねこれは。
サクッと楽しい気分になれる映画が観たいってときにこういうのはイイ。勧善懲悪だしギャグは笑えるし口裂け女はかっこいいし、わちゃわちゃしててなんだかしあわせ。
映画としてはかなりダメだがポスターとかはオシャレな感じだし出演者の顔ぶれも豪華なので渋谷で観たがお客さんは結構入っていた。
しょうがないなジジィ、じゃあ俺ももうちょっとだけ頑張るよ。そんな風に観客の背中を少しだけ押すためのジジィからのプレゼントだと思えば、エモい映画では全然ないのだが、まぁなんだかグッときてしまいますわな。
意表を突く構成、ドキュメンタリー風の硬質な映像、監獄を立体的に表現するに留まらず人物の内面にも踏み込む音響、そしてなにより主人公を含めたムショの面々の見事なやさぐれ芝居と、かなりイイ映画であることは間違いない。
ネット発の怪談なんか面白いわけないという偏見が正しかったことが証明された映画だった。
役者陣のアンサンブルの面白さ、王道に一捻り加えた脚本の面白さに加えて、教師役でひっそり出ているダンディ坂野の決して押しつけがましくないちょっとした笑いなど心憎い演出も多し。いやはやこれはよいキラキラ映画でしたなぁ。
イタズラっぽいユーモアあり風刺の効いた展開ありスラップスティックなアクションあり、そしてきゃわきゃわすぎる子ブタちゃんあり子供だいすきウンコ爆弾ありキッズのちょっとした成長もあり。最高!
前作もそうなのだがもしかしてこのシリーズって時代を表現するための中途半端な擬古調が作品の良さを消すノイズになっていないだろうか。
面白いところはたくさんあるのだが、ストップモーション・アニメのフェイク・ドキュメンタリーという奇抜なスタイルが、なんだかその面白さの足を引っ張ってしまっているように感じた映画だった。