小さなことからコツコツと映画『ロスト・フライト』感想文
サバイバル映画っていうよりもお仕事映画。陽の当たらない現場労働者が自分の仕事をきっちりこなす映画というのは個人的にはとてもこうなんというかグッとくる。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
サバイバル映画っていうよりもお仕事映画。陽の当たらない現場労働者が自分の仕事をきっちりこなす映画というのは個人的にはとてもこうなんというかグッとくる。
この徹底的な暴力の虚しさを現在の戦乱の世においてスクリーンで観るというのは、たぶんとても有意義な体験になるのではないかと思う。
いやはやまったくこれは感想を書きにくい映画である。易々と感想を書けない現実の複雑性を捨象しないで織り込んだ、力作ではないかと思う。
斬新っぽさを狙っているがゆえにかえってよくある感じになってしまっているところはあるが、ノリがよくて楽しいからあんま深く考えないでダラッとチルな感じでエンジョイしたらいいんじゃないだろうか。
アメリカンなエグみの深いジョークを許容できればまぁまぁ楽しく観られる映画ではあるだろうワンちゃんたちかわいいしとは思うのだが、CGでワンちゃんの口を動かしているのはどうぶつ映画としてわりあいガッカリポイントだった。
これはあれだね賞味期限切れだ。食べられないわけじゃないけど、最高においしくいただける時期は過ぎてしまった映画だと思ったな。
ミステリとしてはボコボコに穴だらけなのだがフェミニズム映画として素人分析すると実に面白かった。
予告編から爆弾パニック映画と思わせておいての潜水艦乗りの男たちの因縁と友情みたいな、なんかそういう感じの潜水艦だけにウェットなサスペンスであったというこの残念な意外性。最近の韓国映画こういうの多いな。
一言でまとめれば、要するにこの映画は幼稚である。その幼稚さをリベラリズムやヒューマニズムと勘違いして胸を張る、まったく呆れた幼稚である。
MCUのマイルストーンのような映画かもしれないなこれは。なんかこっからまたキャプテン・マーベル中心に新アベンジャーズみたいの結成する流れになるっぽいし。