あの頃っぽさ満載SF映画『トロン:アレス』感想文
思ったよりちっちゃい映画だったけど良いSF映画でしたよ『トロン:アレス』。今のハリウッド映画的なものを求めるとガッカリするかもしれないけどね。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
思ったよりちっちゃい映画だったけど良いSF映画でしたよ『トロン:アレス』。今のハリウッド映画的なものを求めるとガッカリするかもしれないけどね。
適度に笑えて面白いけどちょっとのイイ話感も含めてウェルメイドな、なんかよくある感じの映画だった。
おおらかでのんびりでぐだぐだでゆるゆる、悲しいことはあっても深刻や孤独はほとんど存在しない、なんだかとても、俺のような根っからの都会人には響いてしまう映画であった。
ものすごくおもしろい映画であることは間違いないけれどもちょっとズルい映画という気がしないでもなく、つるんと飲み込もうとしても喉に突っかかってしまう。
武田梨奈のアクション力(アクションぢから)でいろんな弱点をカバーした映画と思えば、まぁ上映時間76分とかだしそれなりに満足。それなりに満足という日本語はおかしいがそれなりに満足なんだ。
いやーおぞましい!結局どんな恐怖描写も人間の想像力を超えることはできないのだから、なにも説明せずに観客の想像力に恐怖を委ねたこの映画は人によってはどんなホラー映画よりも怖い映画かもしれない。
ちょっと期待してしまったのだがジャンル的にはテレビでもホラーでもコメディでもなく自己憐憫だったのであーそうだよなーA24だもんなーとスクリーンをぼんやり眺めながらとりあえず眠ることにしてさっさと映画が終わってくれるのを待った。
後半の謎解きパートがだいぶヒドいが前半は阿部寛の受難っぷりに大いに笑えた。軽い社会風刺の映画として観ればいいんじゃないすかね。
なんか前回感想書いた『ボーイ・キルズ・ワールド』とテイストに共通するところがあってこちらも不謹慎血まみれギャグ映画。おもしろかったです。
ネタバレはしませんが最後あーなってあーなった主人公がえーいめんどくさい、ならば敵だろうが味方だろうが全員俺が殺す! と吹っ切れてくれたら、まさしくタイトル通り『ボーイ・キルズ・ワールド』で面白かったのになぁ。