悪魔のパンデミック映画『邪悪なるもの』感想文
最初から最後までずっと(たぶん)救いがないホラー映画って素敵ですよね。素敵な映画でした。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
最初から最後までずっと(たぶん)救いがないホラー映画って素敵ですよね。素敵な映画でした。
単純に面白いし、三池の非行少年たちへの寄り添いっぷりにやっぱり泣けてしまうのよ。
人によってはとっても怖く、人によってはまったく怖くないかもしれない映画だが、この映画が怖くないという人は幸いである。なぜなら――
そこそこ怖くて楽しい映画なのだが案外書きたいことがない。
い。見た目はなんかチャカチャカして面白いけど中を覗いてみるとなんもない。それがトランプだしトランプを描いたこの映画じゃないだろうか。
実在心霊スポット題材ホラーといっても『コンジアム』みたいな特盛り映画じゃないですけど、じゅうぶん面白い正統派の家もの心霊ホラー映画だったんじゃないでしょーか。
とにかくネコチャンたちがかわいらしい、それだけの映画であった。
ほぼ全編寝ているが睡眠鑑賞により映像が断片化されたことで夢効果が増幅され、はたしてちゃんと観ていたらどうだったかはわからないがまるで夢のようで結構イイ映画だったように思う。
後から観てもそんなに面白くないかもしれませんが、『PERFECT DAYS』と『ナミビアの砂漠』がフィーバーしている今観ると面白い映画だと思います。
香港ノワール斜陽の時代に打ち上げられた大花火。「これが最期の香港ノワール!」との宣言が画面から聞こえてくるような大熱作でした!