白石晃士オカルトユニバース最新作映画『近畿地方のある場所について』感想文

観客に怖いものを想像させる上品な受動型のホラーではなく、怖い声を出して怖い顔を出して怖い造型を出して観客を能動的に怖がらせるパワープレイの白石晃士ホラーだ!多少雑だが怖くて面白かった!

これがポスト学生運動だ映画『テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件』感想文

学生運動の本質を意外な角度から突いたアメリカの病理抉り監督ポール・シュレイダーの秀作。なんでこれが劇場公開されなかったの!

めちゃくちゃありがち映画『星つなぎのエリオ』感想文

半端ないいつものアレ感である。いや、別に悪い映画とは思わないんだけれどもこれというポイントがあまりにも無いウェルメイド極まれりの映画というか。

眠りの迷宮をさまよえ映画『砂時計サナトリウム』感想文

よい夢だった、見事な悪夢だった、入れと言われても入りたくはないが、同時にいつまでも時間を引き延ばして滞留していたいファンタジーであった。さぁ、眠りましょう…。