怪獣が高所恐怖症映画『エレベーション 絶滅ライン』感想文
普通だな。普通だけど、上映尺が91分と短いので、暇つぶしに観るには悪くない映画かと思います。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
普通だな。普通だけど、上映尺が91分と短いので、暇つぶしに観るには悪くない映画かと思います。
トンチキ感のある場面も一部あるものの全体的にはかなりコワく、そして怪談的な切なさも漂う、これは中田秀夫がまだまだJホラーの第一線で戦えることを示した貫禄の一本じゃあないだろうか。
またまた黒沢清フォロワーの作品だが映像表現や音響演出はかなりイイ感じなのでなんかコワイ映画とか尖った映画とかを観たい人にはオススメしたい。
スタイリッシュで温かみがあって懐かしくてちょっとコワいダークファンタジー。こりゃええもんです。
最近のアメリカのホラー映画は無駄にイイ話とか知的な話にしようとするシケた出来のものが多すぎるが、これはみんなでワイワイと無邪気に残酷&恐怖を楽しめるイイやつだと思います!
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
桐島聡の伝記映画は既に『逃走』というのがあるが、これは上映館が少なく興味があっても観られなかった人も多いかもしれないので、桐島に興味があれば『桐島です』は観た方がよい映画です。
つまんないヤツが外見だけカッコつけても魅力的になることがないのは人間も映画も同じです。みなさんそんな人間にならないようにしましょうという気分にさせてくれる映画です。
なんだかNetflixドラマの総集編みたいな映画だが、見所盛り沢山の娯楽大作ではあったと思います。
アメコミ定食感がすごいが、その定食感から強く正しく世界一の超大国としてのアメリカを求めるアメリカ大衆の願望が透けて見えるようで、なんだかおもしろかった。