【前編】シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022感想文!
なんだかんだシッチェスファンタ特集が数ある定着特集上映の中でいちばん好きかもしれない。つーことで今年もコンプする気満々でまずは3本観てきたのでその感想をドン。いや~今年の上映作品もやっぱレベル高いっすね~。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんだかんだシッチェスファンタ特集が数ある定着特集上映の中でいちばん好きかもしれない。つーことで今年もコンプする気満々でまずは3本観てきたのでその感想をドン。いや~今年の上映作品もやっぱレベル高いっすね~。
おもしろうてやがてつめたき…などという批評文句を造語して当てはめたくなる真顔のシュールコメディ。力作だがアクション映画ではないので騙され注意。
キャラ造形も冴えないしギャグもナンセンスな飛躍が足りないしストーリーも今風のありふれたもので意外性なし、だからこそ逆に安心して「いつものやつ」を楽しめるところもあるとは思うのだが…。
海外映画の邦画リメイクと聞けば脊髄反射的に改悪を予想して身構えてしまうが、これは深みのある人間ドラマに加えてまきもとさんが行く先々でかましてしまう噛み合わない会話も笑える実によくできた映画だった。
SMAP×SMAPのコントのかなり今更の劇場版みたいな映画なので端的に言えば相当キツかったです。スマスマは好きでした。
ある意味このゆるさは癒やし系。ほんわか癒し映画として宣伝したらよかったのにとか思いましたとさ。
SFとして見るとわりとガッカリさせられるが全然先に進まない冗長な会話は笑えるしふざけた編集やカメラワークもとぼけた味わいがあって良い、なかなか気の利いたおもしろいヘンなコメディでございました。
いろんなオモシロが盛り沢山なオカルト・エンターテインメントであることは確かだけれども、そのためにどの要素も中途半端になってしまった気がする。
だいぶ人が死ぬ、それもわりと軽い感じでぶしゃぶしゃ血を吹きながら死んでいく版の『オリエント急行殺人事件』とでも言えそうな楽しい映画でした。
それはもうびっくりするほど褒めちぎっているが一年分の褒めを全部ここに注いでも別に構わないぐらいの映画ではあったので問題なし。