マッドキラー映画『悪人伝』感想文
マ・ドンソクが悪かっこいい。マ・ドンソクが悪い奴をぶっ殺す。マ・ドンソクが時にはお茶目。マ・ドンソクの暴力アイドルでした。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
マ・ドンソクが悪かっこいい。マ・ドンソクが悪い奴をぶっ殺す。マ・ドンソクが時にはお茶目。マ・ドンソクの暴力アイドルでした。
面白いけど興奮させないっつーか、なんか白けちゃう映画ではあった。映ドラはウェルメイドじゃなくていいと思うんですよね…。
座って観てるだけなんだからむしろ休息だろ、と思ってここ最近疲れが溜まっていたものだから肉体的な意味での癒しを求めて映画館の席に収まりましたが全然休息じゃなかったですすげー疲れました。でも面白かったです。
おい、「えっ?」でつまらない世の中を乗り切ろうとしているお前ら!ええかげんにせえ!これからはダイアローグ中の「えっ?」は禁止!「はぁ?」だ!「はぁ?」で行け!
閉塞ムードむんむんの末期ソ連とどんより自粛ムードの2020年8月ジャパンがなんとなく重なってしまうやるせな系音楽映画の傑作。
ぶっちゃけかなり力技の映画だと思ったが恐怖描写のコメディ反転も恐れぬその強引な押し切り方も含めて80年代SFXホラーの現代版という感じなので、憎めない映画。ラブクラフト的な怖さは別にない。
映画でできるウソしか詰まってない愉快にして巧緻にして優雅でありつつ愛情深くも悲痛で切実な空前絶後の映画愛映画。いやもうすごいよ。
内容の感想なんてないよ。いつものテレビドラマ映画だよ。クソみたいなキャラとクソみたいなシナリオとクソみたいな演出でクソみたいな泣かせエンドに持ってって終わりだよ。こんな映画の感想なんてないんだよ。
なんだかまたえらいドキュメンタリー映画を観てしまった。これはなんと表現すればよいのだろう…俺の中ではハードボイルド武闘派ジャーナリスト落合信彦の陰謀ルポの実写映画版みたいな感じなのだが…!
少なくとも劇場公開される映画ではたぶん類似作のないオリジナルな映画、映画というか実験、実験というか批評的パフォーマンス・アートとして非常に興味深い作品だった。