スティーヴン・セガール最新作『沈黙の終焉』感想
上映中は俺を含めて結構露骨に寝てる人がいたが、上映後は観客沈黙。『沈黙の終演』であった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
上映中は俺を含めて結構露骨に寝てる人がいたが、上映後は観客沈黙。『沈黙の終演』であった。
面白かったんですが完全に俺の知ってる『ミレニアム』と違う。ガスマスク付けたヴィランまで出てきちゃったらもう絶対違う。
新成人のみなさん! おめでとうございます! よしじゃあ映画を観ようか! 映画を観よう! うるせぇ観ろ!
技術的にはともかく内容的には特段新しいこともない気がするが、4周した今めっちゃ切ない。この切なさは確かに映画では体験したことがない新しいものだと思った。ネタバレは超注意。含エンディング解説。
面白かったし説教臭くならない程度にジェンダーロールとかルッキズムからの解放を物語に取り入れていたりしてよかった。愛せる映画。
もうげんなりですよ色々と。久々に酷いNetflix映画を見た気がしましたが、でも籠城パートは俳優陣のアンサンブルのおかげで面白かったです。リル・レル・ハウリー大活躍。あとネタバレ超注意。
東側諸国激動の時代に翻弄された孤独な人たちが国境もイデオロギーも政治的立ち位置も超えて無線で繋がる。それで見てる方を泣かせないんで笑わせるんだから泣ける。あと出てくる人、全員笑顔が最高。
物語を語るとか俳優を撮るとか電車を撮るとか、そういう一つ一つをどれも蔑ろにしないですごい丁寧にやってる映画って感じで面白かったですがタイトル長ぇ。
こんな映画は少なくともその構成においては嘘まみれに違いないが嘘まみれだから堪えられないっていうのはある。そういう嘘賛歌映画。
これは眼福。ルイス・ファンとユー・カンとセガールが同じシークエンスに同居して各々がその技を披露する映画なんて中々ないですよ!