スーサイド奇面組映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』感想文
俺は前のスースクが好きなのでどうしても偏った見方をしてしまうわけだが、作り直しのようで作り直しじゃない、前スースクとはあくまで相補的な関係にある新スースクって感じで、今回もとてもよかったと思います!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
俺は前のスースクが好きなのでどうしても偏った見方をしてしまうわけだが、作り直しのようで作り直しじゃない、前スースクとはあくまで相補的な関係にある新スースクって感じで、今回もとてもよかったと思います!
まさかこんな形で『ゼイリブ』精神を受け継ぐ映画が現れるとは思わなんだ。俺の中ではそれだけでこの映画を推すに充分です。偉大なる『ゼイリブ』の価値がわかるクリエイターなんか信頼するしかないでしょうが!
とにかくこれだけ言える。すごい映画だ。そしてヴィン・ディーゼルの乳首は決して透けない映画である。
いや感想書きにくいよ。なんかこういうJインディーズ周辺の低予算映画って作り手と客の距離が近いから作ってる方とか熱烈なファンとかが読むじゃんこういう泡沫感想でも。読まないで!来ないでそういう人は!気を悪くすると思うから!
これを面白くないって言ったらじゃあ面白いってなんだよっていう哲学問答を思わずふっかけてしまいそうになるぐらい面白い金曜ロードショー的SF映画。
細部がすごい映画なのかもしれないが細部を見たところで評価基準を持ってないからそれがすごいのかすごくないのかわからない。俺にとっての『閃光のハサウェイ』、そういう感じ。ダバオ戦も最後の空中戦も面白かったですけどガンダムの映画観てるなぁっていう…。
暴力的で叙情的で社会批判的でこれをスタイリッシュと呼んでいいならスタイリッシュで凄まじい映像の連続で、いやはやなんだかスゴイ映画だったよこれは。
自首したいのにさせてもらえない設定がユニークな安定の「ファイナル・」系邦題アクション。
なにがエンパワメントだっつーの。こんなのプロパガンダだっつーの。俺だったらこんな映画は子供に見せたくないっすね。これだったら『悪魔のいけにえ』でも観せた方がよっぽど情操教育にええ。大人が観ればとっても面白いとは思うが!
前作がカートゥーン界の老舗ルーニー・テューンズで言うところのコヨーテ&ロードランナー回みたいなルール無用の殺人的ドタバタ編だとするなら今回はパロディと風刺とブラックユーモアとメタフィクションが激盛りのダフィー・ダック回。やりたい放題で最高。