スマスマ劇場版的映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』感想文(悪口大注意)
SMAP×SMAPのコントのかなり今更の劇場版みたいな映画なので端的に言えば相当キツかったです。スマスマは好きでした。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
SMAP×SMAPのコントのかなり今更の劇場版みたいな映画なので端的に言えば相当キツかったです。スマスマは好きでした。
内容が内容なのであんまりこれこれこういう映画でしたとは書けないのだが、なかなか見応えのある良い映画だった。
いろんなオモシロが盛り沢山なオカルト・エンターテインメントであることは確かだけれども、そのためにどの要素も中途半端になってしまった気がする。
『コンビニエンス・ストーリー』だなんてカジュアルなタイトルに反してなんとも形容しがたい妙な映画だが、嫌いにはなれないねぇ。
西海岸の陽光の下には犯罪もエロも陰謀論もドラッグも貧困も快楽主義も戦争の傷もすべて剥き出しで横たわっている。その意味でこれはとっても作家の映画なのです。
面白いけどわざわざ満席の映画館で観るような大層な映画じゃないだろとは思った。
映画の内容にはまったく触れない限界感想文なのでご理解の上ご覧下さい。
相変わらずギャグも音楽もセンス良し、なんだか盛り上がりに乏しい気もするが今回はチルアウト編ということでリラックスしてまったりと楽しみましょう。
多彩な撮影技法を駆使した映像は幻惑的で面白いし現実と虚構の境が次第に曖昧になっていく展開を見れば細かいところまでしっかりアタマで考え抜かれた映画であることもわかるが、サブカル臭が鼻につく。
映画の感想っていうかギリアムのトリビアのコーナーになってしまった。