香港ミニ満漢全席映画『七人樂隊』感想文
粋な映画ですなぁこれは。こういう映画をサラッと撮れる香港映画人に憧れてしまう。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
粋な映画ですなぁこれは。こういう映画をサラッと撮れる香港映画人に憧れてしまう。
2022/10/19追記:出てくれる人が決まりましたので今は募集してません。ご了承ください。 自主映画が撮りたくなったものの前に映画ワークショップの実習でカメラを回したのは10年前とかなのでもうすっかりわからなくなりまし … 続きを読む
展開に抑揚がないので俺はたくさん寝ましたけれどもクセが強いってことは映画として悪いことではないですからイイんじゃないでしょーか。俺は好きじゃないけど。
基本ガキ向けのアトラクション映画だがポストクレジット映像が衝撃的。いやーこれは映画館で体感できてよかった。奇跡ですね。映画の神様がわけわからんところで舞い降りました。
ただただダイアナ妃の在りし日の映像とダイアナ妃が消えた日の映像を流すことで、ダイアナ妃の居たイギリスを、イギリス国民を見せる。そんな映画。よいです。
音もなく糸が切れた人形のように死んでいく人々と人肌を感じさせないメカニカルな特殊部隊の所作、突然始まりあっけなく終わる銃撃戦、真実を見失って下水の闇に逃げ込む男…なんとも渋いミリタリー・ノワールの佳作。
こういう真面目なようで抜けている、抜けているようで真面目な変な映画っていいですよね。
おもしろうてやがてつめたき…などという批評文句を造語して当てはめたくなる真顔のシュールコメディ。力作だがアクション映画ではないので騙され注意。
キャラ造形も冴えないしギャグもナンセンスな飛躍が足りないしストーリーも今風のありふれたもので意外性なし、だからこそ逆に安心して「いつものやつ」を楽しめるところもあるとは思うのだが…。
これもコロナ禍の影響なのかなんとなく最近都内のミニシアターでインディーズ邦画の中編みたいなのをやる機会が増えているような気がする。ってなわけで観てきましたよ中編邦画2本。その感想をはいどうぞ。