爽やか監禁譚映画『ブラック・フォン』感想文
巧みなストーリーテリングとノスタルジックな雰囲気で魅せるジュブナイル・スピリチュアル・サスペンスでおもしろかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
巧みなストーリーテリングとノスタルジックな雰囲気で魅せるジュブナイル・スピリチュアル・サスペンスでおもしろかったです。
有毒の物語を美しく無毒化することにかけては是枝裕和は超一流なのでこれも美しく幸せなロードムービーとして楽しめるけれども、でもそれでいいのっていうのはこの映画の題材的に思った。
ジェネリック古谷実映画としてはほどよく笑えてほどよく悲惨で楽しめるがジェネリックはジェネリックなので・・・みたいな感じ。
そこそこ面白いヒューマンドラマ&コメディ要素濃いめなアドベンチャー映画っぽいですが大部分寝てたのでよくわかりません。
面白かったのは『SIDE:A』の方だが、力作と言えるのはこの『SIDE:B』の方じゃないだろうか。なかなか真摯なドキュメンタリーだと思います。
宇宙生物はかわいいし日本人女性はカタナを振り回すしゾンビも出てくるTOCANA&エクストリーム配給史上最高傑作!
現代日本の時代診断映画としては比類ない。おそろしくも滑稽で身につまされる、これはなかなか破格の映画だったと思う。
ホロ苦さを噛みしめつつ儚い人の生を慎ましく祝福する、エリザベス女王賛歌の映画である以上に人生賛歌の映画って感じだったなこれは。いやぁ、ジーンと来ましたよ。
歴史知ってる人は「時代劇」として観てるかも知れませんけど知らない俺にとっては「日本のファンタジー」なのでそういうつもりで楽しみました。
あんまり面白くはないが80年代ビデオスルーホラーの味わいで悪くなかった。