『ドラゴンボール超 ブロリー』やべぇよ感想(ネタバレ超)
その年の最もテンションがどうかしている映画が入るマッドマックス枠という概念がにわかに広がりつつあるが今年のマッドマックス枠はブロリー一択ですうおおおおあああああああ!!!!!!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
その年の最もテンションがどうかしている映画が入るマッドマックス枠という概念がにわかに広がりつつあるが今年のマッドマックス枠はブロリー一択ですうおおおおあああああああ!!!!!!
序盤『万引き家族』で中盤から『デトロイト』、最後はちょっと『アモーレス・ペロス』とかかもしれない。『デトロイト』とは見た目よく似ていると思うが思想的には完全逆向き。
とにかく定番の嵐。ベタ中のベタ。大王道。ホラー映画でいったら『13日の金曜日』の6作目ぐらい。女子高生映画ファンは楽しめる可能性がある。
一応面白かったと先に書いておきますけど完璧にガンダム童貞の感想なのでガノタ的な人は読んではいけない。
しなやかなカウンター力を失って硬直したスタイルだけになったギャングスタ・ラップが下の世代にどのような影響を与えるかということの考察のような映画。主演の15歳男子が超キュート。
主人公ビリー・ムーアの主観として物語が進んでいく映画なのでリアル前科者キャスト&リアル刑務所ロケの効果たるや半端なく胃袋を握りつぶされるような臨場感。すごいぞ!
実質キアヌとウィノナのふたり芝居っていうかふたりコントだったっぽいが半分以上寝ているので判断不可。
ストーリーをあれこれ読み解くのも面白いし、映像と音の流れに身を任せるだけでも満腹。色んな楽しみ方と取っかかりがあるレゴブロックみたいな映画だとおもう。
見てくれだけの空疎なセレブを嗤っていたら映画自体が20世紀映画のつまらないイミテーションみたいになっちゃった的な。
東側諸国激動の時代に翻弄された孤独な人たちが国境もイデオロギーも政治的立ち位置も超えて無線で繋がる。それで見てる方を泣かせないんで笑わせるんだから泣ける。あと出てくる人、全員笑顔が最高。