弔いロードムービー『30年後の同窓会』の感想文(ネタバレないとは思いますが)
「50才のスタンド・バイ・ミー」とかいうキャッチが全然腑に落ちないので個人的には「50才の州議会」と呼びたいが他の人は余計に腑に落ちないこと必至。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
「50才のスタンド・バイ・ミー」とかいうキャッチが全然腑に落ちないので個人的には「50才の州議会」と呼びたいが他の人は余計に腑に落ちないこと必至。
定年オッサンの自分を探せない自分探しムービー。
映画の中のキム・ミニは世界でいちばんうつくしいお嬢様に見えたので、それは虚像なのであるが、ミューズというのはこういう人を言うのだ。
観てる間はつらかったわけじゃないのに感想を書き始めたら一気につらくなってきた。
ヤクザVシネみたいな邦題ですが中身もヤクザVシネみたいなので正直な邦題ワーク。かっこいいよキム・ヘス。
ファッション綺譚をファッション文盲が観るとこう見えるという朦朧感想。朦朧としながらネタバレした気もするがよくわからない。
映画は面白かったんですけど俺のデッドプールはたぶんここで終わったから感想もなんか終わってます。
寂しいんだよ!俺は寂しいんだよ!俺の夜はひとりぼっちなんだよ!…と言っているかどうかは知らないが、そんな是枝裕和の叫びが聞こえてくるかのような孤独巨編。
こころの壊れたホアキン・フェニックスが光を求めてさまよう。感想もさまよう。
人間の下らなさを嗤う黒ジョークだらけの人でなしサスペンス。おもしろいおもしろい。