お化けがずっと見ているぞ映画『プレゼンス 存在』感想文
枯れるんだなぁ才能って。映画のエンディングにではなく、そのことに悲しくなる映画であった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
枯れるんだなぁ才能って。映画のエンディングにではなく、そのことに悲しくなる映画であった。
これこそ人生に敗れたすべての人間が映画館で観るべき映画なのだと断言したい。面白くはありません。
当たり前のことを当たり前にやったら当たり前が当たり前じゃないハリウッドでオスカー受賞。アメリカの森崎東ことショーン・ベイカーの秀作!
ノイズ監督・小田香の新作はダウナー系の映像ドラッグ、観客を包み込むような環境音とさまざまな静寂のイメージに身を浸していれば睡眠おそらく不可避の、快眠映画の傑作だ!おやすみなさい!
別に大した話ではなくサラッと終わってすぐに忘れるタイプのB級といっていいような恋愛SFだが、2時間とにかく楽しく見せるというその志は立派。
怪物の正体にだいぶガッカリさせられたがただまぁ安定の韓国パニック映画、俺は早々に寝てしまったが過度に期待さえしなければ楽しめるのはたぶんきっと間違いない。
まったく期待せずなんとなく観たら掘り出し物を見つけた気分になって嬉しくなる、これはそんな良きノワール小品。
照屋年之の前作『洗骨』ほど良くはないと思うがこれはこれで愛すべき小品。
こんなにギレルモ・デル・トロに似ているトトロなラッセル・クロウを見ることができるのはこの映画だけかもしれない。
おそらくこれは大多数の人を「こんなもん映画じゃねぇ!」と怒らせながら、ごくごく一部の人たちからは絶賛されて語り継がれるカルト映画になるんだろう。おもしろかったです。