燃えよ忍者映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』感想文
これはむしろ映画というよりも忍者! 忍者なのだ!!!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
これはむしろ映画というよりも忍者! 忍者なのだ!!!
ウェルメイドに作られているので観ている間は面白いけどその後で自分が観たものについて思考を回すような映画じゃないんじゃないですかねこれは。
一年半も待って観るほどのものじゃないっていう下らなさも含めて007観たなーって感じでよかった。
面白かったですけどこれが絶賛ムードというのは俺にはなんだかよくわからん。
なにがエンパワメントだっつーの。こんなのプロパガンダだっつーの。俺だったらこんな映画は子供に見せたくないっすね。これだったら『悪魔のいけにえ』でも観せた方がよっぽど情操教育にええ。大人が観ればとっても面白いとは思うが!
SF映画としか思えないタイトルですがここで言うスーパーノヴァa.k.a超新星爆発は人生の終わりの比喩なのでした。そう来たか!
まじめに不真面目することさえできない無能詩人のかなしい映画だと思うのだが、世の中的にはあまりそうは受け取られていないらしく、そこがまたかなしい。
とにかく全然チケットが取れなかったので公開何週目だか知りませんけどようやくの鑑賞。その焦らしプレイによりこんなものか感もあったが映画の完成度とは別の意味でおもしろかったというか。
ごく短く『グリード』がどんな映画か説明するならフェリーニの祝祭をアルトマンの皮肉で料理してスコセッシの下町感覚で客席まで運ぶような映画ってわかるようなわからない感じになってしまったがでもそんな映画なんだよ本当に。
安楽死題材の映画ですが安楽死についての映画ではないような気がしたのでそういう感想。