映画の感想『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

『若草物語』の脱構築版のように思うが原作の方の『若草物語』を知らないのでなんとも言えない。でもかなり野心的な作りではあったよ。俳優陣の大騒ぎ芝居も楽しいし面白かった。

裸裸裸ンド映画『タッチ・ミー・ノット ~ローラと秘密のカウンセリング~』感想文

これ、映画館で観てたらどう感じてただろうか。家で観てもこれだけサプライズがあったのだから映画館で観たらもっとビッグサプライズになっていたのだろうか。驚きの大モザイク祭り映画。

反人種差別啓発週間映画『ハリエット』感想文

アメリカの民主主義的理念と行動主義の基盤にキリスト教信仰あり、と再確認させられるクリスチャン向け教育伝記映画。差別はやめよう! 神さまが怒るぞ!

グルが導く『ホドロフスキーのサイコマジック』感想文

奇才ホドロフスキーの精神分析療法ドキュメンタリー。これを観るとホドロフスキーの映画に出てくる様々な暗喩や象徴的行為の含意がするする読み解けるので、いかにも怪しげな臭いがしますがむしろホドロフスキー映画の入門編としても観れる。

極私的アマプラおすすめホラー12選(2020年4月版・ゾンビ編)

ゾンビ映画を観るしかない。今観るゾンビ映画は絶対に平時よりも面白い。新コロが猛威を振るっている今こそゾンビ映画を観るべきなのだしゾンビ映画に学んで行動変容すべきなのだ!というわけでアマプラ見放題で観られるゾンビ映画の面白かったやつ12本選出。巣ごもりのお供にどうぞ。

メロクロ映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』感想文

そこだけ切り取ればなんでもない小さな行動や仕草や風景のひとつひとつも長い人生の積み重ねの上に置かれると独特の意味や情緒を帯びてくる。そのかけがえのなさを大切にする滋味深い映画だと思った。イイ映画。

スタア臨終映画『ジュディ 虹の彼方に』感想文

短い中にもショウビズ業界の裏表、ハリウッドの功罪、くるくる変わるスタアと観客の関係、そこにある一抹の救いを描き切って、ラストは慎ましくも荘厳にハリウッドに殺された大女優ジュディ・ガーランドを追悼。実にすばらしい『スタア臨終』映画でしたね。

多少は大人になれよ映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』感想文

ダメだなドランは。相変わらずナルシスティックに自分の世界に自足して外の世界などお構いなし。プライベートな事柄を描くときにはそれもプラスに転ずるが、ドラン的にはいちばん外の世界に近づいたと思われる今度の映画だとそのへんのダメさが露骨に出る。そのダメさが、俺みたいな意地の悪いアンチには逆に好感の持てるところではあったが。