フランスの栃木で高校中退ヤンキー頑張る映画『ホーリー・カウ』感想文
酪農女子がケンカの仲直りにパブリックな場でおっぱいを見せるぐらいいろいろとゆるいフランスの栃木の高校中退ヤンキー成長物語。フランスは洗練と知性の国と信じる人には受け入れられないかもしれないが、俺にはとっても沁みましたねぇ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
酪農女子がケンカの仲直りにパブリックな場でおっぱいを見せるぐらいいろいろとゆるいフランスの栃木の高校中退ヤンキー成長物語。フランスは洗練と知性の国と信じる人には受け入れられないかもしれないが、俺にはとっても沁みましたねぇ。
だっはっは! いやもうまったくこんなもん大爆笑である! まるで漫☆画太郎まんがの実写版! バカでヒドくてサイコーだ!
適度に笑えて面白いけどちょっとのイイ話感も含めてウェルメイドな、なんかよくある感じの映画だった。
おおらかでのんびりでぐだぐだでゆるゆる、悲しいことはあっても深刻や孤独はほとんど存在しない、なんだかとても、俺のような根っからの都会人には響いてしまう映画であった。
ものすごくおもしろい映画であることは間違いないけれどもちょっとズルい映画という気がしないでもなく、つるんと飲み込もうとしても喉に突っかかってしまう。
後半の謎解きパートがだいぶヒドいが前半は阿部寛の受難っぷりに大いに笑えた。軽い社会風刺の映画として観ればいいんじゃないすかね。
なんか前回感想書いた『ボーイ・キルズ・ワールド』とテイストに共通するところがあってこちらも不謹慎血まみれギャグ映画。おもしろかったです。
ネタバレはしませんが最後あーなってあーなった主人公がえーいめんどくさい、ならば敵だろうが味方だろうが全員俺が殺す! と吹っ切れてくれたら、まさしくタイトル通り『ボーイ・キルズ・ワールド』で面白かったのになぁ。
まるでイーロン・マスクの思い描く夢のよう。自分がヒーローになりたいという願望だけがあって、現実に困っている人々を助けたいという気持ちは持ち合わせていない人の発想だ。だからこそ箱庭ここに極まれりで面白いのだけれども。
前作の青春感が好きだった人なら「は?」な可能性もあるが、なんかゴチャゴチャといろいろやるから前作とは違うベクトルで今回もまた楽しい映画ではあった。