【ネッフリ】『ラブ、デス&ロボット』シーズン3感想文
先端クオリティ3DCGアニメの『ラブデス』もシーズン3ということでついにプロデューサーのデヴィッド・フィンチャーも監督として参戦、サイバーパンクの立役者ブルース・スターリング原作のエピソードをもう一人のプロデューサー、ティム・ミラーが監督するなど盛り上がって参りました。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
先端クオリティ3DCGアニメの『ラブデス』もシーズン3ということでついにプロデューサーのデヴィッド・フィンチャーも監督として参戦、サイバーパンクの立役者ブルース・スターリング原作のエピソードをもう一人のプロデューサー、ティム・ミラーが監督するなど盛り上がって参りました。
こういう社会派残酷寓話みたいなやつは今のヨーロッパ映画界にやたらウケるらしい。面白かったけど少しだけまたかぁとは思った。
俺はダメでしたがハマる人はハマると思います。
変な映画として面白いけど変なお話を『シン・ゴジラ』的なリアル路線のファンタジーに乗せようとして失敗してる感があった。
この手のミステリーの得意な韓国映画界とか台湾映画界が作っていたら…と思わずにはいられない面白いけどちょっと残念な映画。
単品だとあんまり面白い映画ではないがHBOドラマの『チェルノブイリ』とかと比べるといろんなものが見えてきて面白いっていう映画だった。
ストーリーはそれほど凝ったものではないし映像も凡庸、演出も大して気合いの入ったものには見えないが、ソ連を生きた大御所監督の作だけあって「あの頃」の迫真性があったと思う。
監督の盗作エピソードも含めて野次馬的にはたいへん面白い映画ではございますがただじゃあ映画単体としてどうかっていうと俺はそんなでもないと思った。
妖しくて滑稽でエロくてグロいがその本質は案外切実な人間ドラマというわけでなかなか食えないオリジナルな映画であることは間違いない。
ギレルモ・デル・トロの映画ですが今回は特撮ほぼなし!意外性とか新奇性に頼らないストーリーテリングの巧さに唸らされる映画だった。