オタク万華鏡映画『クラユカバ』&『クラメルカガリ』感想文
アニメオタクの頭蓋骨に穴を開けて顕微鏡で直接覗き込んでいるかのようなオタク万華鏡世界に心地よく幻惑させられてしまう、これはなんだかそんなような映画であった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
アニメオタクの頭蓋骨に穴を開けて顕微鏡で直接覗き込んでいるかのようなオタク万華鏡世界に心地よく幻惑させられてしまう、これはなんだかそんなような映画であった。
ぶっちゃけ別に面白くはないのだが面白くないからこそのヒーリング効果がこの映画にはあった!イイ具合にこころが浸れるよきSF映画だなこれは。
チャレンジングな作品だと思うし面白くもあるんですけれども、これも昨日感想書いた『ビニールハウス』と同じでネタ先行型って感じの映画で、なんか勿体ない気がしちゃったなぁ。
今年の未体験ゾーンもヒューマントラストシネマ渋谷ではついに最終週。まだ上映が続く劇場もあるかとは思いますが俺にとっての未体験はこれはひとまず終わりでございます。いやー今年の未体験も楽しかった!また来年よろしくお願いします!
強い画で見せていく登場人物&舞台説明編だった前作と違って今回はストーリー展開で見せていく映画だったが、なんか前作の方がSFっぽいワクワク感があってよかった気がする。
未体験2024今週はこの一本!ショボさはあるが世界観が面白いので結構楽しめる映画でした!
決して完成度は高くないと思うものの観ていて飽きない映画にはなっていたし、従来の映画ドラえもんにはなかった題材を取り上げるチャレンジ精神っていうのはやっぱりアッパレと思うんですが、音楽性の違いによりどうしても好きになれないところがあった。
悪夢のような、というか悪夢そのものの映画だが、だからこそつまらない現実を忘れさせてくれるその悪夢にいつまでもうなされていたくなる、俺にとってはそんな映画でありましたね。激押し。
こんなシロモノの感想を書いてもしょうがないんじゃないかという気もするのだが今後日本の映画館で上映される可能性はまず無いと思われるので、一応観た人間の一人として記録に残しておくかという気になった。
なんだかとんでもない映画と評判だが…これはいつものランティモス映画からいくぶん毒や個性を薄めたような、むしろ普通寄りの映画じゃないだろうか?