半端に素人感想文『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
細部がすごい映画なのかもしれないが細部を見たところで評価基準を持ってないからそれがすごいのかすごくないのかわからない。俺にとっての『閃光のハサウェイ』、そういう感じ。ダバオ戦も最後の空中戦も面白かったですけどガンダムの映画観てるなぁっていう…。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
細部がすごい映画なのかもしれないが細部を見たところで評価基準を持ってないからそれがすごいのかすごくないのかわからない。俺にとっての『閃光のハサウェイ』、そういう感じ。ダバオ戦も最後の空中戦も面白かったですけどガンダムの映画観てるなぁっていう…。
牛の暴走っぷりもそれなりに迫力はあるが男たちが文明性に背を向けて牛を追っているうちに現出する神話的な光景の数々が強烈だった。
なにがエンパワメントだっつーの。こんなのプロパガンダだっつーの。俺だったらこんな映画は子供に見せたくないっすね。これだったら『悪魔のいけにえ』でも観せた方がよっぽど情操教育にええ。大人が観ればとっても面白いとは思うが!
序盤はバリバリB級ノリでタガワのヒロユキ大活躍の旧『モータルコンバット』、そして終盤はフェイタリティの連続でサナダのヒロユキ大活躍の新『モータルコンバット』…そんな夢の映画版『モータルコンバット』があればなあ! というのを中学生的に妄想して楽しめますから面白い映画でした。
ゲームの精神でもってループ世界をオープンワールドに遊び倒す約100分間はジョークもアクションもミステリーも人間ドラマもフランク・グリロの首の切り落としも満載のゲーム世代のゲーム賛歌、と人生賛歌。良い映画!
あんまバンバン街がぶっ壊れるような映画じゃないのでそういうのを求めると物足りないかもしれないが、「アメリカの終末」を超リアルに描いた静かな終末映画として超おもしろかった。
『激突!』と『ヒッチャー』をニューオリンズの市街地に持ち込んでB級映画のお手本『セルラー』のアイディアとテンションとかブチ切れの名作『フォーリング・ダウン』のキャラクターとか雰囲気を突っ込んだようなB級快作。あおり運転ダメ絶対!
クルド女性防衛隊の硬派な実録戦争ドラマを期待すると面食らうことは間違いないが、フェミニズムの視点から実録戦争ドラマのフォーマットを脱構築した一筋縄ではいかない社会派アクションドラマとして見れば大変興味深く見れる。
ノワール風味濃厚なポリスアクション映画として超よかった。21本の橋がどうのはあんま関係ない。
こういう映画を今作っているからには作り手の人にも相応の意気込みとかはあるのだろうが結果的に東アジア反日武装戦線の輪郭をさっと描いただけで終わってしまった。