ソーじゃねぇよトールだよ映画『MORTAL モータル』感想文
澄んだ映像は美しいしムードも抜群だったがもう一山欲しかったなぁとか思ってしまうアンドレ・ウーヴレダルのマイティじゃないソー映画。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
澄んだ映像は美しいしムードも抜群だったがもう一山欲しかったなぁとか思ってしまうアンドレ・ウーヴレダルのマイティじゃないソー映画。
「ネタバレ厳禁!」系の映画っていうよりはカーペンター大好き監督の作った不思議で笑えてスカッとする一風変わった西部劇っていうのが作品を評するに妥当なところなんじゃないですか。
なんでこんなことになったのかわからないが全然おもしろくなかったです。
映画観ようと思って劇場入ったら完全にテレビドラマのしかも火サスみたいの始まっちゃったのでダメージでかい。アメリカだったら暴動起きてる。全然面白くないので奪うものがないが。
あんま面白い映画ではないがその面白く無さがアメリカン・ニューシネマの味わい。案外切ない映画だった。
面白い映画ではあったんですけどトータルの印象としてはテレビの2時間サスペンスの拡大版に結局は収まってしまったなぁという感じ。
面白かったけれどもなんだか空虚な映画であったな。都市は空虚で人も空虚、映画も空虚でXVIDEOSだって空虚です。
暗殺は時代を映す鏡。編集もアップテンポでスリリングだしちょっとしたユーモアも交えて21世紀の怪事件の顛末と現代社会の暗部が楽しく学べる面白い報道ドキュメンタリーでした。
おいおいこんなことを2時間もかけてやってたのかよ~とは口が裂けても言えない睡眠鑑賞者であったが(言えないので書きました)、そんなショボイことに命を張る人間もおるんだよ的な路傍のノワール美学にはやはりシビれる。
わりと普通に面白かったです。面白かったですけどわりと普通の黒沢清映画でした。