さらば香港映画映画『レイジング・ファイア』感想文
香港映画の一時代の終焉を告げると共にこれが遺作となったベニー・チャンが次世代の香港映画人、反体制香港人に捧げるエールのような映画だ。これは泣く(泣かなかったけど)
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
香港映画の一時代の終焉を告げると共にこれが遺作となったベニー・チャンが次世代の香港映画人、反体制香港人に捧げるエールのような映画だ。これは泣く(泣かなかったけど)
アメリカの分断を陰鬱な笑いで吹き飛ば…そうにも吹き飛ばないという中途半端な、でも中途半端であるからこそその問題がリアルに迫ってくる、そんな痛い諷刺映画。まぁ俺の主観ではね!
『ジョン・ウィック』みたいなアクションと火薬量と死者数に大興奮のコリアン・ノワールだが、故郷を失った人たちのちょっと切ない居場所探しのお話でもあった。
こんなアニメ子供向けでしょとか言い放つ脳みその凝り固まった大人のみなさん! あなたたちこそ観るべき絶対観るべきこれ!
個々のバトルはかなり面白いんですけど場面場面の面白さと無駄に風呂敷を広げたストーリーが完全に後者のせいでうまく結びつかないので微妙な感じになってた気がした。
ハードな社会派ドキュメンタリーと思いきや平和で眠い睡眠学習映画でした。むろん良い意味でですが。
ついに迎えた新型コロナ禍2度目のクリスマス! 観るしかない! これは…クリスマス・ホラーを観るしかない! 10本ぐらい!
一歩進んでは横道に逸れまた一歩進んでは一歩引き戻され…というようなことをうんざりするほど繰り返す公害訴訟の大変さがたった2時間で体験できる必見のお勉強映画。
いろいろ考えさせられて面白かったですしあと睡眠導入映画としてもかなりレベル高かったです。
勝ち負けの競争には乗りませんよみたいな意識があるっぽいのはエンドロール後の映像を観ればわかるけどさぁ…みんな違ってみんな良いけどさぁ…さぁ!