社会派スケボー映画『行き止まりの世界に生まれて』感想文
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。
面白いんですけど落書きの精神を称揚したい作り手サイドと落書きの反社会性は教育的配慮から映画に出したくない製作サイドの間でうまい妥協点が見つけられなかった映画という感じ。
いい加減にしないか! 君たち一体いつまでローランド・エメリッヒを破壊的バカ映画を撮る人だと思っているんだ! 俺がエメリッヒの偉大さを全力で解説してやるから読みなさい!
自分の余命がわかるアプリを入れたら余命残りたった僅かとかいうどこから見ても絶対に大して面白くなさそうなあらすじから間違いなく「とりあえず」の感じの映画だと思っていたのにまさかのA級完成度!
ゲームクリエイター須田剛一の代表的な作品に『Killer7』というのがありますが、チャーリー・カウフマンのNetflix映画『もう終わりにしよう。』、変態と人殺しが出てこない『Killer7』でした。
なまじプロパガンダ・ドキュメンタリーとして完成されてしまっているものだから隆法の拘りで無理矢理挿入されるいつもの感じの歌になんだか胸をなで下ろしてしまった。
スパイもの、記者もの、法廷ものと三つもジャンルが入ったお得編。まぁ三つもおもしろジャンルが入ってたら大抵つまんなくなんかならないので面白かったです。あとなんか憧れる。
これはまたえらい映画が来てしまったな。『キング・オブ・コメディ』かはたまた『ジョーカー』か、と思ったらジョー・スピネルの『マニアック』と『新マニアック』だったとかそんな感じの…マニア限定で必見!
こういう物語を気の利いた小品として演出するのも芝居の力で小品の枠を変形させてしまうのもあんまり観たことがないのでなんか地味にすごい映画だと思った。
立てますなぁ。主演の長谷摩美さんはもとより全てのキャラクター・俳優を立てる、見せ場を与える。実物は予算450万円+の悪ふざけでしかないのに感想書いているうちにどんどん良い映画に思えてきてしまった。