核戦争ちょう怖い映画『ウルフズ・コール』感想文(途中からネタバレあり)
いやまんまと騙された。潜水艦内のディティールが細かくてミリタリー映画として面白いし、謎の潜水艦を巡るミステリー展開を経ての転調がまた…面白い映画でしたね!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いやまんまと騙された。潜水艦内のディティールが細かくてミリタリー映画として面白いし、謎の潜水艦を巡るミステリー展開を経ての転調がまた…面白い映画でしたね!
映像はカッコイイし社会批評は切れ味抜群、あどけなさと退廃の同居するグイ・ルンメイのファム・ファタールな眼差しも背徳的で素晴らしい。はい2020年ベスト面白映画候補。
毒はそれなりに強いが本質的には多様性時代の教育映画。イイ映画でしたしあと鬼畜ウェンズデーは可愛いとても超可愛い。
ノイズが好きな人には『鉱』同様のノイズゆりかご、気持ちよくてたいへんよく眠れてしまいました。
東京に馬を放て! これはドキュメンタリー版『君よ憤怒の河を渉れ』だッ!!!
なんだか今風ではないコリアン・ノワール。荒削りで、理不尽で、残酷で、神話的で…明らかにバランスを欠いているが、まぁそういうものかと納得させてしまう力があってとてもよかった。
シャイニングといってもシャイニングガンダムじゃなくてスタンリー・キューブリックの『シャイニング』です。森崎ウィンさん『レディ・プレイヤー1』の『シャイニング』ステージで遊びすぎてついにジャック・ニコルソンになってしまいました。ゲームのやりすぎはよくない!
切るところはバッサリ切ってわかりやすい概説に徹するところがハリウッド流ナビゲーション映画、得られる情報量はそう多くないとしてもこのジャンルの映画としてはかなり面白く観れる部類に入るだろうと思う。
基本的に無神経な感じでネタバレも込みの感想垂れますから観る前に情報仕入れたくない! 知ったら死ぬ! だが死ぬ前に殺す! っていう人は私のためにも今すぐブラウザを閉じて映画館に直行しよう。
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。