人生の映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』感想文(ネタバレ完全なし)
一歩進んでは横道に逸れまた一歩進んでは一歩引き戻され…というようなことをうんざりするほど繰り返す公害訴訟の大変さがたった2時間で体験できる必見のお勉強映画。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
一歩進んでは横道に逸れまた一歩進んでは一歩引き戻され…というようなことをうんざりするほど繰り返す公害訴訟の大変さがたった2時間で体験できる必見のお勉強映画。
いろいろ考えさせられて面白かったですしあと睡眠導入映画としてもかなりレベル高かったです。
勝ち負けの競争には乗りませんよみたいな意識があるっぽいのはエンドロール後の映像を観ればわかるけどさぁ…みんな違ってみんな良いけどさぁ…さぁ!
ゴア監督たちの自主精神に倣ってこちらも読んでる人の目など一切気にせず自分の思ったことをただつらつらと書き連ねる自主感想。
ベッドで目覚めた全裸の男女の腹部がびっくり超接合! バカなのかと思うがムードはあくまでシリアスそのものというのが逆に可笑しいネッフリ配信ジャンル映画の個人的に久々の快作。
お話の全貌の見えない序盤は面白いものの真相が見えてくる中盤は間延びして終盤はちょっと尻すぼみに感じたが物語の下地を成す登場人物の関係性に目を向けてやっぱよくできていたなと思いなおす。イイ雪国ノワールコメディです。
人間目線ではこれが単なる農場の一日でしかないとわかっていてもブタ一家の運命にはやるせない気持ちにさせられてしまった。人生があるよここには。人生の儚さと崇高が。ブタだけど。
英国オールディーズ流しっぱなしのサントラと目まぐるしい映像とのミスマッチが酩酊感を醸し出す、たのしいこわいそしてちょっとだけやさしいよい現代ジャーロ映画。
『エターナルズ』の多様性がどうこうの話があまりにアホらしかったのでその愚痴。
いやまったく嫌味だらけで最高な映画でしたナァ。ロザムンド・パイクもカッコイイし二転三転のストーリーも面白い、だいたいこの現代アメリカ社会を宇宙ステーションから眺めるような冷めた目が、俺は大好きなのである。