未来を夢見る失敗作映画『メガロポリス』感想文
薄っぺらくて滑稽で、独善的な失敗作。だからこの映画は面白いし、これこそが映画だぐらい言いたくなる。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
薄っぺらくて滑稽で、独善的な失敗作。だからこの映画は面白いし、これこそが映画だぐらい言いたくなる。
前作前々作に比してあらゆる面でスケールダウンしていると言わざるを得ない縮小再生産丸出しの『28〇後…』シリーズ第三弾!作らないでもよかったとおもう。
今度は世界観じゃなくシナリオの面白さで勝負だってんでどうしても前作より勢いは落ちるが、そのぶんシリーズを貫く哲学は明確になり、ラストには思わずグッと来てしまうのであった。
あまり刺激の強い面白い映画ばかり観るのも体に毒かもしれないから、たまにはこういう減塩映画もいい…のかなぁ?
敵は新型コロナじゃない!マスコミと岩田健太郎だ!なんだか新コロ禍で人心に蔓延った防疫全体主義のひとつの結晶のような映画であった。
トータル9時間ぐらいのワン・ビン監督作『青春』三部作の完結編は春節帰省スペシャル版。画的な変化が多いのでなんと今回はノースリープ鑑賞を達成してしまった!
めちゃくちゃホラーそしてJホラー。予告編では監督の矢口史靖の名前がでかでかと出て矢口史靖といえばやはり代表作は今でも『ウォーターボーイズ』となろうからコメディの印象の強い人、ジャンル的にはホラーとしても所々に笑いを差し挟んでくるぐらいはしているのだろうと思いきや、なんとこれが笑いゼロであった。
オカルトとかではなくフォークホラーという感じでもなく田舎嫌映画っぽいが睡眠過多により詳細不明。
ただひたすらに新自由主義が世界を覆う現代を戯画化して見せる活人画のごとし86分。面白いかどうかはわからないが、こんな世の中でいいんですかという問いかけとして、そして睡眠不足解消のための睡眠導入映画として、得るところは多い映画じゃないでしょーか。
面白かった! …とも言いがたいが、かといってつまんなかった! と言うほどでもない。普通である。といっても前二作を踏まえた上での普通なのでこれ単体だともう少し印象は悪くなるかもしれない。