題名シンプルすぎ映画『ビースト』感想文
人間至上主義的ご都合主義に逃げずに時に厳しく時に優しい自然の掟をミニマムな舞台設定の中で端的に描いた意外と志の高いライオン映画。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
人間至上主義的ご都合主義に逃げずに時に厳しく時に優しい自然の掟をミニマムな舞台設定の中で端的に描いた意外と志の高いライオン映画。
なにがなんだかわからない序盤はかなり良かったがそこが面白さのピークだった。
だいぶ人が死ぬ、それもわりと軽い感じでぶしゃぶしゃ血を吹きながら死んでいく版の『オリエント急行殺人事件』とでも言えそうな楽しい映画でした。
ちょっと障害があっても適切なサポートがあればスキーはできるし武装強盗三人だってぶっ殺せます! 観る人に勇気をくれる映画であった。
『コンビニエンス・ストーリー』だなんてカジュアルなタイトルに反してなんとも形容しがたい妙な映画だが、嫌いにはなれないねぇ。
リアル元刑事・虎男さんの演技を超えた演技もあり、中国ノワールの影響を受けたと思しい透明で不穏なムードもあり、前代未聞かどうかは知らないが独創的な作品であることは間違いない。
アクション好きならこれは必見。これを見ずに現代アクションを語れないんじゃないかというぐらいのとんでもない映画だった。
良くも悪くも最近の韓国映画界は成熟してしまって、どれを観ても欧米の大作映画に負けないくらい面白くはあるけど、それがかつての韓国映画の魅力であったところのエネルギーとかパッションは失われてしまった。そんなことを考える映画だった。
小さくしかし妥協無くまとまった、午後ローで観たら超傑作という映画だったなこれは。
巧みなストーリーテリングとノスタルジックな雰囲気で魅せるジュブナイル・スピリチュアル・サスペンスでおもしろかったです。