汚物は更生だ映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』感想文(予告編以上のネタバレ多分なし)
映画版スパイダーマンに思い入れのある人は楽しいかもしれないですけど俺にとってはげんなりさせられる二時間半だった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
映画版スパイダーマンに思い入れのある人は楽しいかもしれないですけど俺にとってはげんなりさせられる二時間半だった。
言うならば町中華のA定食650円の映画。ディナーには多少物足りないがランチにはちょうどいいだろう。俺はディナーも650円だけどね!
微笑ましい音楽青春映画としてはそれなりに楽しかったですけどだいぶサントラ負けしてるような気がする。
シナリオから演技から音声・音響まで、思ったよりだいぶ丁寧に作り込まれたイイ映画だった。
この感想文は完全に俺のために書かれているので映画のネタバレとかふつうにしますし基本可読性とかぜんぜん考えてません。あとネタバレはこの映画だけじゃなくて『天気の子』にも及んでます。わかった上で読みたいやつだけ読め。
設定は面白そうなのに内容は出涸らしみたいな若手スタア共演のヤングアダルトSF映画。
14歳少女のひと夏の体験がどうのみたいなあらすじを読めばとてもそうは思えないがかなりこえー映画でした。すばらしい。
くっそー、前作はキラキラ映画の新機軸で面白かったのになー! でも天才である俺以外の愚昧な日本の大衆どもは映画に新機軸なんか求めないからなー! そんな感想。
アメリカの狭さと広さと冷たさと優しさと愚かさと賢さと不可能性と可能性をこんなに狭い範囲の旅で感じさせてくれるのだからすごいよねー。良い映画でした。解毒。
とくに文句のつけようがないぐらい完成された映画だと思うがこの映画が完成されているのは作者の思想とシナリオのフォーマットが一致しているからだと見えるので、思想が合わない人には合わないんじゃないだろうか。