腐敗数珠つなぎ映画『コレクティブ 国家の嘘』感想文
ライブハウスの火災と国家の嘘がどう結びつくというのか…と観る前は思ってましたがなんか陰謀論的な怪しいやつとかじゃなくてかなり正統派の国家の嘘でした。国家の嘘こえー。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ライブハウスの火災と国家の嘘がどう結びつくというのか…と観る前は思ってましたがなんか陰謀論的な怪しいやつとかじゃなくてかなり正統派の国家の嘘でした。国家の嘘こえー。
殺人も精神病も問題ありげな家庭環境も全部悪魔のせいにする狂信夫婦が悪魔使いとサイキックバトル! いや悪魔よりもお前らが怖いわ! 制作陣も含めて!
一年半も待って観るほどのものじゃないっていう下らなさも含めて007観たなーって感じでよかった。
大人たち&男たちのセコイやり方を知った勝気な少女がならばこっちはあくまで正直に清純に! などとはならないところがまったく痛快な西部劇であった。
エログロ&コンプレックス刺激系のWEB漫画みたいなっていうかWEB漫画が原作のC級文化映画としては面白かったので、変に箔を付けようとして社会派っぽく売らないで欲しいよなーとか思った。そういう目で観ちゃってなんかガッカリしたよ!
良い映画だと思うんですけどぶっちゃけ俺にはよくわからんかった。家でスマブラでもやってろとか思う。
韓国ノワールの傑作『チェイサー』の影響を受けまくった一本だがかなりのバッドエンドに分類されるであろう『チェイサー』よりも爽やかなハッピーエンドの『殺人鬼から逃げる夜』の方が不快度が高いってどういうことなんだよ!
劇中でユージン・スミスが一枚の写真は百の言葉よりも雄弁だみたいな感じの名言っぽいことを言うし結局一番強かったのは最後に出てくるリアル水俣病闘争写真だったよな、とか思う水俣病版『ラストサムライ』。
なんとなく盛り上がって楽しそうなアメリカの選挙っていうのも結局は隣の芝生に過ぎないんだなぁとたのしく教えてくれるやや辛口風刺映画。
21世紀の戦争映画クラシックに既に選出(俺が)。内容的にも手法的にも監督の出自的にも脳みそがスキャナーズ寸前になる超弩級のジェノサイド系戦争映画である。