言うほど変な映画じゃない映画『哀れなるものたち』感想文
なんだかとんでもない映画と評判だが…これはいつものランティモス映画からいくぶん毒や個性を薄めたような、むしろ普通寄りの映画じゃないだろうか?
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんだかとんでもない映画と評判だが…これはいつものランティモス映画からいくぶん毒や個性を薄めたような、むしろ普通寄りの映画じゃないだろうか?
これはこわい映画だ。ちっともこわくないからこそ、このうえなくこわいのだ。
未体験ゾーン2024、2週目に観たのは3本。基本的に無名役者しか画面に出てこない未体験映画ですが、今回の3本のどれかには意外な大物がゲスト出演してます。
やっぱこういうホラーが好きだな俺は。こういう、なんていうかさ、ふざけたホラーコメディではないしお金と作り手の技量がないポンコツ映画でもなくてあくまでもちゃんと作られたシリアスなホラーなのだが、観ても決して頭がよくなったりしない感じのホラーが。
なんだか馴染みのある秋葉原的デザインの中でピコピコ音が鳴り響くためあのロボのように繭に包まれた気分になって眠り込んでしまう安眠映画だったが、なかなか心地よい体験が出来たのでよかったです。
ドラマ版も原作漫画も一切見ずにこの映画版だけ観に行ったんですが、なんかゾンビ映画として面白い感じではあんまりなかった。どちらかといえばヤンキー映画系?
今年もついに開幕してしまった「未体験ゾーンの映画たち」!第一週目は『オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線』と『シミュラント 反乱者たち』の二本を観ました!
面白いか面白くないかでいったらそんなに面白くなく記憶にも残らないが、こんな映画もたまにはいい。
根っこのアイディアは決して悪いものではないと思うし、作りようによっては鋭い問題提起を行う文明批評ホラーにだって成り得たんじゃないかとさえ思うが、なんだかアイディアのブラッシュアップが大幅に足りない映画と見えた。
生物や機械、衣装のデザインなどとにかく美術系は全部最高。ストーリーはあんまり面白くないがこの最高ビジュアルがあるんだからそんなものはどうでもいいのだ!