熱量爆発映画『ジャスト6.5 闘いの証』感想文
いやはやまったく、エンタメ性と批評性とアート性が恐ろしく高い純度を保って融合した傑作であったよ。子供の側転で泣かせるのは反則!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いやはやまったく、エンタメ性と批評性とアート性が恐ろしく高い純度を保って融合した傑作であったよ。子供の側転で泣かせるのは反則!
ブルース・ウィリスの出ている『デッドリースポーン』と『デッドリースポーン2』と『エイリアン』と『エイリアン2』と『遊星からの物体X』と『リバイアサン』と『ミスト』の廉価版。面白そうでしょ? これで面白そうと思えないならそれはもうあなたが悪いです。
できないことを無理にやらずにできることだけを可能な限り面白く撮る姿勢にプロの矜持を感じる英国発の心霊ドキュメンタリーZoom編。
ヘボいなぁ。ヘボいけど、でもなんか、スゴいなぁ…。こういうのを淀長ではないが「なんとも知れん」面白味のある映画と言うんじゃないだろか。いやヘボいけどね!
取って付けたようなざっくりフェミニズム、難題にぶち当たったら根性と祈りと運で適当に解決、ワンパターンの展開とバリエーションの少なすぎる音楽…なんか非常にしょうもない映画のような気がするが場面場面のパワーで押し切られます。2時間超えも体感30分。
ポスターなどからはなにやらスケールのでけぇバイオレントなヤクザ群像劇を想像するが意外にも叙情的な東映実録風味のヤクザ一代記。よかったです。
クリスマスだからとどいつもこいつも浮かれやがって! 俺は一人で映画を観るからな! 家にこもって暗い部屋でツイッターやりながら人体がめっちゃくちゃになったりするホラー映画を観るからな! ステイホーム!
娯楽映画としての設計と作家の詩情が高度に融合した一人アニメ映画にして観るテレビゲーム。
この内山拓也という監督の前作が『ヴァニタス』というタイトルを持つのは偶然なのかそれとも狙ったところなのかは不明だが言い得て妙だなと思う。『佐々木、イン、マイ、マイン』もまたオトコノコ世界のヴァニタスであった。
全体として見れば駄菓子屋のゴミ箱みたいな映画ではあるが場面場面では斬新なアイディアがあったり美しい映像があったり迫力あるアクションがあったりアガる劇伴があったりするから最後まで結構ノリノリで面白く観ていられる。