合衆国崩壊映画『フォーエバー・パージ』感想文
パージ下のアメリカを俯瞰的に捉えた今回は風刺強めのプリ・アポカリプス映画!たぶんシリーズで一番完成度が高かったと思います!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
パージ下のアメリカを俯瞰的に捉えた今回は風刺強めのプリ・アポカリプス映画!たぶんシリーズで一番完成度が高かったと思います!
だいぶイビツな映画だけど寓話として観れば物語に筋を通すことはできるし、雑なところも目立つが拘ったところも目立つ、ってわけでなんだかんだ面白く観られた。
この邦題にしてKKKをぶっ飛ばすだけの血まみれ78分。うむ、上映時間も潔い!
Netflixホラーにしては珍しくちゃんと怖い映画(途中までは)
おもしろいですねこの不穏。笑える不穏。このキュート。グロテスクなキュート。そんな映画でした。
現代版『トワイライトゾーン』のような、あるいは後半パートのわちゃわちゃ乱戦っぷりからいって実写版『大乱闘スマッシュブラザーズ』のような映画でしたなぁ。
妖しくて滑稽でエロくてグロいがその本質は案外切実な人間ドラマというわけでなかなか食えないオリジナルな映画であることは間違いない。
スタイリッシュなようでもちょい懐かしいようでもあっておもしろいがダークヒーローの誕生譚として割り切った構成には「もうちょい先まで見せてくれよ!」のツッコミはあります。
TOCANAのいつものポンコツ映画だが観終わった後には苦笑いしつつ、でもちょっとだけええもん見せてもらったわって思ったよ。
清水崇の村シリーズ最終作は意外や本格派のJホラーで怪談話。そんなに怖くはないが素直におもしろかった。