ミステリオ応援感想『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(ネタバレ途中から)
観光名所あり遊園地ありカーニバルありオペラありのそしてもちろん思わぬ恋と出会いあり。謎の敵集団エレメンタルズと新ヒーローのミステリオのバトルも修学旅行の良いスパイス、あぁ楽しい修学旅行だった!ミステリオ大好き!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
観光名所あり遊園地ありカーニバルありオペラありのそしてもちろん思わぬ恋と出会いあり。謎の敵集団エレメンタルズと新ヒーローのミステリオのバトルも修学旅行の良いスパイス、あぁ楽しい修学旅行だった!ミステリオ大好き!
監督ジャック・オーディアールの前作『ディーパンの闘い』が超硬派な難民ドラマだったから落差がものすごい。これじゃあまるで『働くおっさん劇場』じゃないですか。ジョン・C・ライリーが野見さんじゃないですか。超しあわせな映画だな。
よくできた誠実な映画。実話系アメリカ映画によくある鼻白みがちなエンドロールのご本人映像も、こういう映画、こういう使い方なら微笑ましい。
黒沢清×ウズベキスタンとかいう異種格闘技戦にも関わらずの普通映画、監督カメオ出演がお約束のM・ナイト・シャマラン映画においてシャマランが出演しないことが逆サプライズになったりするように、これもその普通さがかえって新鮮で面白かった。
繊細な日常描写と生活者の視点は相変わらずの原恵一イズム。ルソーやグランマ・モーゼスっぽい感じもある素朴派絵画的な色彩と構図の力強さといいデザイン:イリヤ・クブシノブのキャラクターたちの醒めた存在感といい、いやこれは傑作だったなぁ。