爆食い映画『移動都市/モータル・エンジン』感想文
よくできた映画ではまったくないと思うが移動都市のポストポストモダンな見てくれ同様ゴツゴツした魅力を放つ怪作として楽しめた。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
よくできた映画ではまったくないと思うが移動都市のポストポストモダンな見てくれ同様ゴツゴツした魅力を放つ怪作として楽しめた。
無茶な企画に役者も脚本家も監督もみんな頭を悩ませた。俺も頭を悩ませた。考えさせられる映画という定型感想があるが、俺にとっては今年一番考えさせられる映画でしたね。
率直に言って出演アイドルたちのフェミニンな存在感とかグループアイドル的な関係性には全然乗れなかったが、終末ゾンビ映画として超乗れた。
小気味よいキャラクター捌きと無駄のないシャープな謎解きはなんだか『金田一少年の事件簿』(堤幸彦版)のよう。こういう堤幸彦映画久しぶりなんじゃないすかねぇ。おもしろかった。
この間『ドラゴンボール超 ブロリー』のIMAX上映行ってきたばかりなんですが、まさかそこで見た超サイヤ人ブルー形態の悟空をこっちでも見るとは思わなんだ。
美女に囲まれてオタオタする中島健人のアイドル感と中条あやみのファッションショーの魅力に尽きる。なんかおもしろかったですよキラキラしてて。
とにかく定番の嵐。ベタ中のベタ。大王道。ホラー映画でいったら『13日の金曜日』の6作目ぐらい。女子高生映画ファンは楽しめる可能性がある。
しなやかなカウンター力を失って硬直したスタイルだけになったギャングスタ・ラップが下の世代にどのような影響を与えるかということの考察のような映画。主演の15歳男子が超キュート。
ういうぃるよりういらぶだろ、QUEENよりKING & PRINCEだろと思って観に行ったのはこんなサイコな映画体験を求めてのことではなかったが面白かったです。
なんでも願いが叶うドラえもんアプリを手に入れたハブられティーンの映画なのでコロコロコミック的な健全ギャグの連続。めちゃくちゃ他愛ないが嫌いじゃないっていうかむしろ好き。