面白かった感想『セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!』
東側諸国激動の時代に翻弄された孤独な人たちが国境もイデオロギーも政治的立ち位置も超えて無線で繋がる。それで見てる方を泣かせないんで笑わせるんだから泣ける。あと出てくる人、全員笑顔が最高。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
東側諸国激動の時代に翻弄された孤独な人たちが国境もイデオロギーも政治的立ち位置も超えて無線で繋がる。それで見てる方を泣かせないんで笑わせるんだから泣ける。あと出てくる人、全員笑顔が最高。
奇想を衒うとか演技を競うとかそういうことをしない幸せ系クリスマス映画。ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書く話。
物語を語るとか俳優を撮るとか電車を撮るとか、そういう一つ一つをどれも蔑ろにしないですごい丁寧にやってる映画って感じで面白かったですがタイトル長ぇ。
エモーショナルな音楽とドラマティックな構成でなにやら生真面目に仰々しくて抵抗感あるんですけどおもしろかったです。
超平和な映画だったので続編はヴェノムが温泉行ってエディが温泉リポートする傍らシンビオートが地元の悪いやつ片っ端から食ってくやつとかでお願いします。
連続ドラマなら1シーズン余裕な情報量をPC(とスマホ)ディスプレイ固定の制約を設けることでたった102分に詰め込んだ特濃デジタルミステリー。
曲はもちろん良いし、ぶさいくで弱点ばかりのキャラ造形もいいし、ストーリーも台詞もドタバタも悪人のいない世界観も…いや本当これ全部いいんですよ全部。
失ってはじめて気付く樹木希林という存在の大きさ。いつか土屋太鳳が女子高生役をやらなくなった時もきっとそんな風に感じるのだろう。土屋太鳳は出てませんが。
人情ドラマと成敗アクションが一切混ざることなく同居する、一粒で二度おいしいテレビ時代劇とか刑事ドラマの二時間スペシャル版みたいな映画。
今風のティーン映画にありがちなギャグとか演出とか超展開とか全然ない生真面目な難病純愛映画でおどろく。