幸福の黄色いニコケイ映画『ラスト・パニッシャー』感想文
良い映画だった。フィルマークスとかだとたぶん平均2.5点ぐらいの映画だと思いますが俺マークスでは80点満点中の110点フレッシュです。トマトも混じっているな。どうせトマトメーターも腐ってるだろう。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
良い映画だった。フィルマークスとかだとたぶん平均2.5点ぐらいの映画だと思いますが俺マークスでは80点満点中の110点フレッシュです。トマトも混じっているな。どうせトマトメーターも腐ってるだろう。
ふ~、観たい。この映画を観た後は『フォードVSフェラーリ』を観たい。あれだってストレートなハッピーエンドでは決してないけれど、この、この、この溜まりに溜まった溜飲を下げるには格好のお仕事映画だろう。超面白いが消化に悪い身につまされ系お仕事ドキュメンタリー。
あまりに分かりやすく悲惨なのでリアリズムの映画なのに寓話性すら漂ってしまう現代版『怒りの葡萄』みたいなやつ。
先行上映だからかもしれないが本編前に監督ポン・ジュノ直々に「ネタバレしないでね」のメッセージを客に投げつける映像が入っていたのでここは作り手の意志を尊重して完全ネタバレなし仕様で感想。一言しか内容について書いてない。
去年ぐらいの映画だと思っていたらオリジナル版は2016年11月公開ということで観たのはもう3年前、細かいところなどは忘れてしまったしそのときに自分がどう観たのかも忘れてしまったのでブログに書いた当時の感想をプレイバックしつつ感想文。
役に立たない物を巡る役に立たない者の極小規模な大冒険。そこに仕込み刀のようなエルドアン体制批判があり、地元の慣習への疑義があり、惰性の人生への否があり、役に立たないから見えてくる風景と詩があったりする。よい映画ですね。よいダメ人間ポエム。
極限サバイバルというよりは北極の寓話。あと即席ラーメンが超うまそうな映画。いつ北極で遭難してもいいように備蓄しておきたい。
組織と家族と法の間で揺れ動くヴァンダムの渋演。突発的なバイオレンスや硬派な共演陣も素晴らしい、良いノワール映画だったと思う。
一筋縄ではいかない瀬々敬久の叙述トリック搭載型ミステリーにして反ミステリー。一見重くてむずかしい映画っぽいですが片岡礼子の艶姿とか佐藤浩市のまさかの勇姿にビンビンさせられたりする見所いっぱいの大サービス映画です。
変に北九州監禁殺人事件の映画と言わず園子温の新作とだけ言ってくれればよかったのに。その思想を首肯することは全然できないけれど、それならもう少し素直に観れてたよ。もう少し、良い映画だなって思いながら