映画版『人魚の眠る家』面白かった感想(オチバレなし)
とにかく、画で見せる。実写SF映画不毛地帯の邦画界に一輪のケバケバしい花が咲いた感じで面白いし面白い以上に、うれしい。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
とにかく、画で見せる。実写SF映画不毛地帯の邦画界に一輪のケバケバしい花が咲いた感じで面白いし面白い以上に、うれしい。
ういうぃるよりういらぶだろ、QUEENよりKING & PRINCEだろと思って観に行ったのはこんなサイコな映画体験を求めてのことではなかったが面白かったです。
国連を揺るがした大スキャンダルを分かりやすい答えを出すでもなく正面から批判するでもなく、ハードボイルドに背中で語る硬派な社会派サスペンス。おもしろかった。
デジタルミステリーと思いきやこれから結婚するかもしくはした男女カップルに向けられた教育映画であった。バカじゃねぇの殺すぞ。俺の心を。
連続ドラマなら1シーズン余裕な情報量をPC(とスマホ)ディスプレイ固定の制約を設けることでたった102分に詰め込んだ特濃デジタルミステリー。
80年代的ファンタ系SFXホラーの現代アップデート版みたいな映画。
血飛沫は上がるは腸は飛び出すわで血の気の少ない映画では決してないと思うが嫌悪感も笑いも興奮も催さない爽やかさ。
謎の暗号NPMを解読する下りが爆笑必至なノワール調バカ映画。
わりと痛い所をチクチク突いてくる系の社会派ジャーロ(風)サスペンス。
あまりに共通点というか重なる部分が多くて興味深げだったのでおもに『ウインド・リバー』との比較感想。