『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』真実の感想文
軽いサスペンスとユーモアと嫌味のないささやかなロマンスとあと社会正義。巧みなストーリーテリングは円熟の域だ。いや面白かった、面白かった。でも難しいなぁと思いましたね、なんか。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
軽いサスペンスとユーモアと嫌味のないささやかなロマンスとあと社会正義。巧みなストーリーテリングは円熟の域だ。いや面白かった、面白かった。でも難しいなぁと思いましたね、なんか。
観ていて脳裏をよぎったのは去年の『ザ・プレデター』だったが『ザ・プレデター』の5倍くらいバカなのに5倍くらい面白くなかった。シリーズ未見。
超おもしろかった。監督ミミ・レダー、俺の認識では先例主義により『アルマゲドン』の二番煎じみたいな隕石映画を撮った人でしかなかったが、これからは『ビリーブ』を撮った人ということにしよう。
映画のラストを飾るフレディ追悼コンサートで共にステージに立って“ヒーローズ”を披露するボウイとミクロンを見て(あぁもうみんな鬼籍に入ったんだなぁ)と素直に泣いて帰りました。
歌なんかゴキゲンに歌いながら緊張感と罪悪感ゼロで飄々とカルテルのシロモノを全米に蔓延させていく鬼畜爺イーストウッド。犯罪的脱力ですが、でもその脱力に切実なものが見え隠れして良いんだなこれが。
このシナリオだったら一人舞台とかラジオドラマでいいじゃんみたいな気も途中ちょっとしたが最後まで観たら全然そんなことはなかった。これ面白いです。
こんな地味なバスケ映画はたぶん他にないので新鮮な気持ちで見れた。スティーブン・ソダーバーグのたぶんハリウッド意趣返し。
『ラ・ラ・ランド』とは裏表の関係にあるような『鉄男』+『惑星ソラリス』という見方。
最低なイベントから生まれた底抜けに最高な爆笑ドキュメンタリー。はやくハリウッドで映画化してほしい。
色々と見ていて痛いが、ロブ・シモンセンのミニマムな音楽は捻りがあって耳に楽し。アルトマン風のカメラワークは目に楽し。仄かなひねくれユーモアが終始漂うおもしろい映画でありました。