映画『マルリナの明日/殺人者マルリナ』感想文
テーマは硬いがどことなく間の抜けたオフビート仕様。野菜を切る感覚の首チョンパ、首なし幽霊の怪、等々クスっとくる。そんなにおもしろい映画だとは思いませんでしたけど味のある映画だったとおもいます。マカロニ調のサントラも良。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
テーマは硬いがどことなく間の抜けたオフビート仕様。野菜を切る感覚の首チョンパ、首なし幽霊の怪、等々クスっとくる。そんなにおもしろい映画だとは思いませんでしたけど味のある映画だったとおもいます。マカロニ調のサントラも良。
ものすごいどうでもいい理由でなんとなく強盗計画が出来上がってっていつの間にか誰も引き返せなくなってる感じ、すごく青春。この情けない青春はちょっと沁みてしまう。
フジテレビドラマのセンスは最先端すぎてぼくは着いて行けませんでした。フジテレビすげー。劇場版でもそのセンス貫くのすげー。なおドラマ未見。
69分という中途半端なランタイムが時間つぶしにはちょうど良かったので観てみると完全にキッズ向け。大人の観るものではないがこういう内容のキッズ向け作品をネッフリは求めているのかと思うとちょっとおもしろかった。
まぁ人生たぶんなんとかなりますから大丈夫。10連休による給与減でメンタル崩壊の危機にあった非正規雇用の時給労働者としては少しだけ救われた気になる映画体験であった。
なんだかすごい安パイ映画。でも面白いし泣くからしょうがない。ポケモンブランドとマーケティングの完全勝利。
漫画映画を妥協することなくやりきって119分あっという間。先読みがイージーモードなシナリオの捻りのなさも演出と演技の勢いでごまかしてしまうのだから結構すごい。そして女優が全員可愛い。
みんなのびのびエキセントリック、あけすけなセックストークを除けば雰囲気的には英努なんかのキラキラ女子高生映画に近いところがあるお気楽青春コメディで、お話的にはなんだそりゃの連続だったがまぁ笑えたからいいんじゃないかとそんな映画。
スタンダードを少し横に長くして角丸にした見慣れないフレーム(スーパー16mm撮影だとか)に映し出される荒々しい自然風景は素晴らしいし三回くらいマスオさんになってしまうびっくりシナリオも超やばい。
さすがハリウッド超大作、シリーズに明るくない人でも楽しく観られるように作られてたから予習必須と思われた前作『インフィニティ・ウォー』を観てない俺でも超楽しめました。