デトックス映画『チケット・トゥ・パラダイス』感想文
プロットは吹けばホコリが飛ぶほど使い古されたものだしギャグにも演出にも特筆すべきものは何もないかもしれない。でも、だからこそこれは見事な娯楽映画だと言い切りたい。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
プロットは吹けばホコリが飛ぶほど使い古されたものだしギャグにも演出にも特筆すべきものは何もないかもしれない。でも、だからこそこれは見事な娯楽映画だと言い切りたい。
展開に抑揚がないので俺はたくさん寝ましたけれどもクセが強いってことは映画として悪いことではないですからイイんじゃないでしょーか。俺は好きじゃないけど。
ただただダイアナ妃の在りし日の映像とダイアナ妃が消えた日の映像を流すことで、ダイアナ妃の居たイギリスを、イギリス国民を見せる。そんな映画。よいです。
俺にはまったく響かなかったがなんかオシャレな映画が観たい時にはちょうどいいんじゃないすか?
楽しめるハリウッド大作ですけど『ジュラシック』シリーズの最終作がこれでいいのかよっていうのはめっちゃ思う。
スペクタクルあり、ドリームあり、人間に対するリスペクトと信頼あり。エメリッヒらしいユーモアも随所に散りばめられて超面白いオリジナルのSF映画として断固支持したい。
こういう社会派残酷寓話みたいなやつは今のヨーロッパ映画界にやたらウケるらしい。面白かったけど少しだけまたかぁとは思った。
娯楽映画こんなもんっすよと言わんばかりの余韻ぶち壊しオチも含めてなんだか縁日の屋台みたいな映画だった。むろん良い意味で!
蜷川実花映画は大映特撮のようなものなので温泉感覚で楽しめる映画でした。
シリーズのファンなら楽しめるんだろうなとかは思いますし別に退屈もしないのだが、これを積極的に面白がるには相応のシリーズ知識が必要だろう。