【ネッフリ】『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』感想文(途中からネタバレあり注意)
ぶっちゃけ最初は『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』ほどではないなと思ったんですが全話見終って反芻した結果、これはこれで『ヒルハウス』に並ぶくらいな傑作ドラマと手の平返し。いやぁ見事でしたよ今回も。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ぶっちゃけ最初は『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』ほどではないなと思ったんですが全話見終って反芻した結果、これはこれで『ヒルハウス』に並ぶくらいな傑作ドラマと手の平返し。いやぁ見事でしたよ今回も。
ほぼほぼ理想ハウスの中だけで展開していく舞台劇に近い地味なドラマを例のぶっきらぼう編集とか変則カメラワークで中だるみなく一定の緊張感を保って見せ切るのだから作りはインスタントでも味は本物な『人魚の眠る家』姉妹編。
寝ながら観た方が平和に観れる映画というのもある。そんな睡眠感想二本立て。
ポスターとか見るとヴィヴィットな色使いのいかにもなキラキラ映画なので開始15分ぐらいモノクロ画面とかいうそう来るか演出にもしかしてシアターを間違えたんじゃないかと思ってしまった。すごいキラキラ映画だ。
可愛いなぁオークワフィナ!面白いなぁオークワフィナ!オークワフィナ最高!毎日結婚したい!はい全然そんな映画じゃなかったですでも名作。
卑小な実相に煌びやかな映像で蓋をするのが良くも悪くもドラン映画であったから、この映画の即物性、取るに足らなさ、沁みたなぁ。
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。
こういう物語を気の利いた小品として演出するのも芝居の力で小品の枠を変形させてしまうのもあんまり観たことがないのでなんか地味にすごい映画だと思った。
数多ある『エイリアン2』エピゴーネンの中でも最高クラスの完成度と言ってもいいんじゃないかとすら思うが、個人的に楽しめたかというとそれは別。
人間の存在自体が放つ微妙に厭なところをポルトガルの陽光の下でほじくっていく仄かな悪趣味に気付けば、渋すぎ展開も俄然面白くなってくるが、その面白さに気付いた頃には映画もう終わってた。