アメリカ大統領選に物申す映画『ザ・ハント』感想文(途中からネタバレあり)
まさかの大統領選直撃な道徳的炎上スプラッター!バイデン派!トランプ派!お前らまとめてマナーに行け!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
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かなり最高寄りの渋谷映画。できれば渋谷で観てそのまま百軒店・円山町と巡ってもらいたい。
ぶっちゃけ面白いかどうかで言ったら面白い映画ではないのでめちゃくちゃ捻くれたフェミニズムとかうつくしい出血を観たい人限定でどうぞ感あった。
UFO懐疑論者への攻撃が主目的だったので力は入っているがそのぶん映画的には面白くなかったパート1とは反対にこのパート2はめちゃくちゃいい加減な作りだが笑って観る分にはパート1より楽しめる。あと嘘みたいですがちょっとだけ感動します。
面白い映画ではあったんですけどトータルの印象としてはテレビの2時間サスペンスの拡大版に結局は収まってしまったなぁという感じ。
面白かったけれどもなんだか空虚な映画であったな。都市は空虚で人も空虚、映画も空虚でXVIDEOSだって空虚です。
ちゃんと原作があるしキラキラ映画の定石を押さえた作りにも関わらずキラキラを押しのけて宣伝臭がすごい、そして郷土愛、いやむしろ郷土ナショナリズムと呼ぶべき色が…濃すぎる!鬼郷土宣伝映画でした!
暗殺は時代を映す鏡。編集もアップテンポでスリリングだしちょっとしたユーモアも交えて21世紀の怪事件の顛末と現代社会の暗部が楽しく学べる面白い報道ドキュメンタリーでした。
知的障害ありASD者に固有の社会生活の困難を具体的に描きつつも普遍的な人間群像になってるところが素晴らしい。名作。
おいおいこんなことを2時間もかけてやってたのかよ~とは口が裂けても言えない睡眠鑑賞者であったが(言えないので書きました)、そんなショボイことに命を張る人間もおるんだよ的な路傍のノワール美学にはやはりシビれる。