いつか思い出になるかもしれない映画『トリツカレ男』感想文
人々の意表を突いて感覚と思考力を麻痺させることを「没入体験」などと呼んで推奨するばかりの昨今の映画業界であるから、こういうオモチャの宝石のような映画は大事にしていきたいもんである。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
人々の意表を突いて感覚と思考力を麻痺させることを「没入体験」などと呼んで推奨するばかりの昨今の映画業界であるから、こういうオモチャの宝石のような映画は大事にしていきたいもんである。
毎年行く度に東京国際はコンペのレベルが低いとぶーぶー文句を言っている気がする。
地方プロレス団体が破格のギャラにつられて向かった先はプロレスのデスマッチで悪魔に生け贄を捧げようとするプロレス・カルトの巣窟! バカ設定なのに妙にシリアスなムードが不釣り合いで可笑しいプロレス・ホラーのオモシロ作だ!
豊田利晃映画のスターたちが大集合のユーモラスなお祭り映画。大麻でもや……あいや大麻は違法ですから大麻ではなく酒でも飲みながらぬる~っと観たらかなりイイ感じにトリップできると思われます。
冒頭何分か見逃しちゃったし頭痛くて終盤も30分ぐらい寝てるからもう1回観に行くつもりでこれは諸々わかんないことがある中での仮の感想文。とりあえず言えるのは、大爆笑映画でした。
なんていうかすごく人生。グダグダですが人生を感じてたまらないアメリカ野球映画の新名作。
酪農女子がケンカの仲直りにパブリックな場でおっぱいを見せるぐらいいろいろとゆるいフランスの栃木の高校中退ヤンキー成長物語。フランスは洗練と知性の国と信じる人には受け入れられないかもしれないが、俺にはとっても沁みましたねぇ。
だっはっは! いやもうまったくこんなもん大爆笑である! まるで漫☆画太郎まんがの実写版! バカでヒドくてサイコーだ!
適度に笑えて面白いけどちょっとのイイ話感も含めてウェルメイドな、なんかよくある感じの映画だった。
おおらかでのんびりでぐだぐだでゆるゆる、悲しいことはあっても深刻や孤独はほとんど存在しない、なんだかとても、俺のような根っからの都会人には響いてしまう映画であった。