幸福の映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』感想文
幸福映画というよりはB級豪華芸能人キャストで見る現代右派政党ガイド。なにか、味わい深さと芸能界の業を同時に感じる。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
幸福映画というよりはB級豪華芸能人キャストで見る現代右派政党ガイド。なにか、味わい深さと芸能界の業を同時に感じる。
切ないなーこれは。ユーモア満載で笑えるけど切ないっすわー。東映実録映画×イギリス不良映画という感じのガイ・リッチー円熟の一本。
貧乏だから幸福ってこともありますよね的な都会人の田舎蔑視的ぬる清貧思想とブータン世界一幸福の国説をかなりぶっ壊してくれる社会派映画。
Netflixドキュメンタリーは社会問題に鋭利なメスを入れるものが多くてどれも見応えがあるが、そんな中でとくに面白くないのがこの『オクトパスの神秘』だったので、こんなものが評価される世の中とは…と俺もなんか俗世間が嫌になって海に潜りたくなっちゃったね。
ロリコン性欲オッサンのチンが画面に乱れ咲いていて面白いし小さい子供を持つ親は観ておいた方がいいがまったく安易な映画ではあった。
こんな他愛のないファミリー映画なのに結構派手にドタバタしてセット色々壊すのでアメリカ映画はえらい。
PC画面のみで展開するスクリーン・ライフ映画のスタイルをスマホを使ったライブ配信に適用してPOV映画とドッキング、更にはファウンド・フッテージ映画のスタイルも隠し味的にミックスした「孤独な殺人タクシードライバー」ものの一本。おもしろかった。
俺はこの監督の映画だとライト路線よりもどことなぁく仏教的無常観を感じる不快を帯びた路線の方が好きなのでライト路線のこの映画はわりと面白かったねで脳がスルーしてしまう感じだった。
別にこういう映画があって悪いとは思いませんけどこれが初期作でそっから『イット・カムズ・アット・ナイト』と『WAVES/ウェイブス』に向かうっていうのをこっちは知った上で観てるわけだからどうしても呆れてしまうってそれは。
一発で人間どもをぶっ殺せる性能を持った巨大変異昆虫が跋扈する『ミスト』的終末世界で本当に怖いのは人間だね…的なことをやられても説得力がないしなんかムカついた。