映画は人生だ映画『エンパイア・オブ・ライト』感想文
脳の誤解と錯覚の生み出した儚い美しさに時に支えられて、時に突き動かされてしか生きていけない人間の愚かしさを、スクリーンを通して肯定する。そんな映画を映画館で目にしては、見事の一言しか言うべきことはやはりないのだ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
脳の誤解と錯覚の生み出した儚い美しさに時に支えられて、時に突き動かされてしか生きていけない人間の愚かしさを、スクリーンを通して肯定する。そんな映画を映画館で目にしては、見事の一言しか言うべきことはやはりないのだ。
自然体のユーモアと哀愁があまりにも素晴らしい観てびっくりの名作。傑作とか秀作とかじゃなくてこれは名作。
手持ちの少ないレトリックで太鼓持ちを演じてしまえばせっかくの体験も貧しくなろうというものだから、とにかく、すばらしかった。とこれだけ言っておこう(感想本文ではもっと色々言ってますが)
海外映画の邦画リメイクと聞けば脊髄反射的に改悪を予想して身構えてしまうが、これは深みのある人間ドラマに加えてまきもとさんが行く先々でかましてしまう噛み合わない会話も笑える実によくできた映画だった。
それはもうびっくりするほど褒めちぎっているが一年分の褒めを全部ここに注いでも別に構わないぐらいの映画ではあったので問題なし。
これはこれで面白いが断然ドラゴ派の俺としてはやっぱりアポロには早々に退場してもらってドラゴとロッキーの物語に絞ったオリジナル版の方がよかった。
多彩な撮影技法を駆使した映像は幻惑的で面白いし現実と虚構の境が次第に曖昧になっていく展開を見れば細かいところまでしっかりアタマで考え抜かれた映画であることもわかるが、サブカル臭が鼻につく。
楽しかったかもしれないし時には苦しかったかもしれない未体験ゾーン2022もこれにて閉幕ということでトリ二本の感想。
意識してそうなったわけじゃないんですけど最初に20本ぐらい選んでそっから削って10本にしたら結構ワールドワイドな感じになった。新コロで閉塞した時代だからこそ映画でぐらい色んな世界を見たいよね的な感じで。
かなり今更の感もあるがまだまだコロナ禍の真っ最中!ということでステイホーム支援のここ数年で面白かったホラー映画100本リスト!オミクロンの脅威はホラーで乗り切れ!